おいお前ら嫁の実家で空気が重いんだが

義父さんは高齢なんだがすげえ元気で、穏やかだが朗らかないい人
義母さんは義父さんより１５歳？くらい年下で大事にされてたからか
自分の夫を慰めるのは慣れてないらしくオロオロして戦力にならない
嫁は「あんたが余計なこと言うから！」って昼飯後は庭の家庭菜園に出て
義父さんと草むしりしつつ様子見中

俺は居間で持ってきたノーパソ開いて頭抱えてるところ
長くなるが経緯を書くので助言をくれ

6：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:47:15 ID:XDoKginS5

どうした

7：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:47:17 ID:9Sc1AAvlI

どうしてこうなったかだけど
今日は義実家に同居している嫁の姉夫婦が自分とこと俺んとこの子連れで
遊びに出てくれたんで朝飯から四人だったんだ
んで飯食ったあとにお茶飲みながらまったりしてたら義父さんの昔話がはじまったのな
義父さんは会うとたまに昔話をして、それを一度も聞いたことのない俺が
面白がって聞くのを楽しみにしてたんで、これはいつものこと

義父さんは若いころ仕事であちこち飛び回っていて、今朝はその頃の話だった
伝聞を会話のまま書くのは苦手だから、以下は義父さん目線の話をまとめたもの
まとめたから説明がてら長くなったが、そんなに内容のある話じゃない

8：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:47:46 ID:9Sc1AAvlI

義父さんは大阪から東京への新幹線で、とある親子（母と娘）の並びになった
でっぷり太った小柄なおばあさんと、三十代くらいのほっそりした娘さん

終点までだから寝たかったけど、その母というのが年寄りでうるさい
耳に入る会話は、母が「この時間の列車で間に合うのか」「あれを持ってきたほうがよかった」
「あんたに任せてたらどうなるかわからない」って感じで娘にあれこれキツく言うと
娘のほうが「時刻表通りにしか着かないんだから落ち着いて」「東京にはなんでも揃ってるから」
「ちゃんと調べてあるから大丈夫よ」ってなだめるの繰り返し

とにかく耳障りなキンキン声で娘を馬鹿にしたような態度をとる母に、義父さんはイライラ
しかし若い頃から温厚な性格の義父さんは黙って耐えていた
同時に、もう大人の娘さんが母を穏やかにあしらう様子にちょっと同情していたらしい
あんな母親じゃ大変だと思った、って言ってた

9：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:48:09 ID:9Sc1AAvlI

その後、義父さんはラウンジって言うのかな、なんか軽食とか出す車両があって、そこへ行った
するとしばらくして隣にいた娘さんも来て、義父さんに気づいた
義父さんが通路側だったんで、トイレ行く時にどいてもらったりして顔を覚えていたんだろう
娘さんは「隣でうるさくしてすみません」って謝って、母親が寝たのでコーヒーを飲みに来たと説明
そこで、義父さんと少し話をする流れに

娘さん（といっても、書いたとおり三十代の女性です）は、母親と芝居を見に行くのだという
母親が昔から一度でいいから行ってみたいと話しており、自分も仕事が落ち着いたので
東京にホテルをとって遊びに行くと
義父さんも自己紹介的に仕事の話をしたりして、コーヒーを飲み終わったら席に戻った
その後はうるさい母も寝たり起きたりでおとなしく、東京でその親子とは別れた

10：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:48:45 ID:9Sc1AAvlI

ここからが本題なんだが、箇条書きにする

母親はすでにおばあちゃんの年齢だが、太っていてやかましいくらい元気
娘さんは見た目三十代で、痩せていて、結婚指輪はしていない（義父さん確認済み）

娘さんの父親は早くに病気で亡くなり、兄も同じ病で何年か前に没、母と娘だけ残された
母がやかましいのは、兄弟が多い大家族で育ったので、大声で主張しなければ
自分のことを気にかけてもらえなかったのだろう、そういう性格に育ったのだから仕方ない
母方の家族はみんな元気だが、母と自分の世話をする余裕はなく、いまは二人暮らし
娘さんいわく
「あれでもいいところはあるんですよ、もう年ですし、落ち着いて欲しいんですけどね」
「まあ、これが最後の孝行でしょうから」

11：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:49:08 ID:9Sc1AAvlI

義父さんは、この娘さんの言葉と、美人なのに面窶れして三十代になっても結婚せず
親戚にも頼れずに母親の面倒をみている彼女が印象深く、ずっと忘れられなかったそうだ
まあその後にもっと若い義母さんと出会って結婚してやがりますけどねｗ

で、義父さんが言うんですよ
「最後の孝行って言っても、ああいう婆あは長生きするんだろう。あの娘さんが
どうしたか、幸せになったかって、今でも気になってなあ」ってｗｗｗ
んで、それまでふんふんそうですかなるほどって聞いてた俺が、つい言っちゃったんですよ
「え、でもその様子だと、娘さんも亡くなっていますよね？」ってｗｗｗ

12：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:49:30 ID:9Sc1AAvlI

義父さんポカーンとして、リアルに首をかしげるｗｗｗ
またこの話かって顔してた義母さんが思わず「あっ」て言うｗｗｗ
普段から人の話はちゃんと聞く俺、つい説明してしまうｗｗｗ
「だって、母親の家族はみんな元気で、病気で亡くなったのは父親とその息子ってことは
その病気がなんであれ遺伝っぽいじゃないですか」
「娘さんが痩せてて仕事も落ち着いたってことは、たぶん同じ病気かなにかで先がないから
自分がまだ旅行のできるうちに、一人で残されるお母さんと一緒に出かけて好きな芝居を
プレゼントって話じゃないですかね」

ここで、台所から戻った嫁が俺の背中を蹴る
義母さんが「まあまあ、そんなね、解釈もあるだろうけど、ほら」と慌てる
義父さんしばらく考えたあと黙って席を立つ
その後しょんぼり継続中

さあどうしようかね

15：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:51:54 ID:9Sc1AAvlI

もうさー、義父さん昼飯中もずっと考えこんでる顔で落ち込んでてさー
嫁は「いつもは大人しく聞いてるくせに、どうして今日はあんなこと言ったの！」って責めるしさー
義母さんはオロオロしっぱなしだしさー

16：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:52:04 ID:htmm2WeI5

わろた、正直にぽんぽん言うのは考えものだなｗｗｗｗ

17：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:52:25 ID:9Sc1AAvlI

ゲームの中の話だったらどんなに救われたか
リアルだリアル

18：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:53:12 ID:jNaiMMGT6

お前ひとの気持ちわからないってよく言われない？

19：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:54:34 ID:9Sc1AAvlI

>>18
そこはすごく反省している
義父さんが娘さんを心配しつつも幸せになってほしいと思っていたんだろうと
そんなちょっとした出会いの物語だったんだろうと
口を滑らせた後で気づいたんだよ！

20：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)13:56:49 ID:9Sc1AAvlI

夜つーか、子供たちが帰って夕飯ごちそうになったら帰るからマジ時間ない
いま庭の様子見たら草むしり終わってた
俺も手伝うべきだったか……

21：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)14:03:07 ID:9Sc1AAvlI

義母さんが買い物行きたいらしいから運転手してくる
なにか話が聞けるかもしれないしな
一応義父さんには「考えなしに変なこと言ってすみません」って謝ったんだが
「いや……そうだな、そうかもしれないな」って納得気味なんだよ
それでさらに落ち込んでる感じ

田舎なんで二時間くらいかかるし義母さん相手だと携帯も触れないから
すまないが何かこの空気を軽くできるギャグでもあったら頼む

22：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)14:03:09 ID:xV5woUNhe

とりあえず後悔してもしゃーない。善後策を考えねば!

23：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)14:05:28 ID:9Sc1AAvlI

善後策ほんと頼む
とりあえず嫁が「お父さんといるから行っておいで」って言ってくれてるから
出かけてくるな

24：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)14:06:29 ID:dWWfhOZgv

ちゃんと読んだ

その話を聞いて俺は娘が死んだとは思わなかった
そんな気にする必要はないと思うよ
まあ言う必要はなかったけど

27：１：2014/05/18(日)16:43:06 ID:9Sc1AAvlI

戻りました

>>24
本当に言う必要なかった
思いついてぽろっと口にしちゃったんだよね
今後は気をつける

25：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)14:15:12 ID:xV5woUNhe

>>1が気にしすぎると、余計に義父さん落ち込みそうですね。
何十年前かはわからないですが、今もその娘さんの事はいい思い出だったんですね。
とりあえず、新幹線のビュッフェとか食道車があったのはかなり昔だから、その辺聞いてみたら？話題を変えないとね

27：１：2014/05/18(日)16:43:06 ID:9Sc1AAvlI

>>25
義母さんにも同じことを言われた
俺くんは考えていることが顔に出やすくて、聞き上手だし反応がわかりやすいから
お父さんは嬉しくて話したがるけど、今みたいに申し訳なさそうにされると
あの人もどうしたらいいかわからなくなっちゃうんだよ、って
気にしすぎないように、は難しいにしても明るく振る舞おうと思う

あと、義母さんもなんとなく俺と同じ解釈だったらしい
けど突っ込むのも無粋だし、どうもその娘さんがすごく美人だったと聞かされていて
嫉妬もしていたそうだ
「一目惚れとかね、そういうんでしょ。自分の女房にする話じゃないよね」だそうです

昔の新幹線の話は、またの機会にでも覚えておいて聞いてみたいな

28：１：2014/05/18(日)16:53:17 ID:9Sc1AAvlI

あと名前欄入れるの忘れてた

義母さんの案は放置、忘れたふりで今日は帰りなさいって
考えこむたちだけどしばらくしたら自分で何か納得して復活するから気にするな
後のフォローは任せろ、と言われてありがてえ
真面目に謝って夕飯の代金出させて頂きました

嫁は今夜はバーベキューにすると伝えたところ大喜びでもう忘れているっぽいｗ
他の家族も帰ってたんで、ちょっと部屋に引っ込ませてもらってますが
義父さんも見た目は復活してるっぽい
食事中に下手打たないよう気をつけて、適当に明るくふるまうことにします

29：１：2014/05/18(日)16:57:42 ID:9Sc1AAvlI

スレ立てておいて離れて申し訳なかった
書いてレスもらって落ち着いたんでそれを収穫として〆ますんで落としてください
レスくれた人たちありがとう、特に新幹線ネタは温めておこうと思う

バーベキューだと俺がソース＆焼き係なんで後はもうPC前に戻れません
軽率な発言はいかんね、身にしみた
それじゃこれでー

30：名無しさん＠おーぷん：2014/05/18(日)18:37:08 ID:AHmy9tLYl

その昔、死んだ婆ちゃんとよく一緒に寝てた時
自分の若い時の話とかしてくれるんだけど
ある時それを夜中3時にやり始めて
うつらうつら聞いてたら、ちゃんと聞け！って
怒られたことを思い出した

31：名無しさん：2014/05/18(日)18:44:07 ID:VABAXJe5d

乙。