中学一年になりたての12のころに、近所のおじさんが封筒くれた。お守りだよって。封筒開けたら、夏目の漱石さんが10枚・・・

流れ豚ぎりでごめんな上に長いし大したことないんだけど。

中学一年になりたての12のころに、近所のおじさんが封筒くれた。お守りだよって。
いま考えればどう考えても怪しいんだけど、近所のおじさんでそれまで普通に挨拶してたしバカほど素直だったしいきなりだったから「えっあっあっ…はい…？」みたいな感じだし学校間に合わなくなりそうだしで受け取っちゃったんだよね。
通学中(電車の中)に中身なんなんだろって封筒開けたら、夏目の漱石さんが10枚

やばいこれなんか賄賂じゃね？とパニックで両親に相談した。
とりあえずお金を封筒ごと渡して、そのおじさんとは距離を置くようにすること、また何か渡されても受け取っちゃダメだとお叱りに似た注意を受けた。

それでもおじさんは懲りずに出てきて渡そうとするから、スルーしてたらポストに入れやがった。
さすがにマズイと言うことでKに頼んでお金は返却。朝通学する時間にKが迎えに来てくれるようになった。
正直おじさんってだけでKでも吐きそうになったけど我慢した。
しばらくしてもう大丈夫だろうとKの見送りがなくなった途端また出てきた。まあそうだよな。
しつこく毎日気持ち悪い笑顔で話しかけてくる。
これから学校行くっつってんのに抱えきれないサイズのでかいぬいぐるみを渡されそうになったり、なんかあんまり覚えてないけど細々した物いろいろ。

つづき


頻度が減りつつ話しかけてくる日々が続いてたんだけど、18くらいのころに、偶然出くわしてしまったときに
「最近弟さん帰り遅いけど大丈夫？いつも18時には帰って来てたけど昨日は20時くらいだったよね？危ないよ」
「この間弟さんと一緒に歩いてた女性(いとこ)、綺麗だね。彼女さんが出来たのかな？」
とか言ってきてもう内心泣いた。知りませんとだけ残して出たけど、弟やいとこも巻き込まれてしまうと思いいい加減たまらないと思って両親に再び相談。
両親はもうお前も大きくなったし…と箱を出してきた。
開けるとそこには母のメモと封筒、いくつかのコピーが入ってた。

その中の手紙で初めて知ったんだけど、おじさん私と結婚したいんだって。
手紙初めて見たのは18のときだけど書いたのは私が13のとき。13歳の娘と結婚って…よく考えたらでっかいスケッチブックに「ずっと待ってるよ！」ってフリップみたいに掲げてたことあったけど、あれ結婚待ってるってことか…
しかもおじさんその時点で還暦越えてるらしいんだよね(ご近所情報)
手紙がなかなか頭おかしくて、
「僕が倒れたあの日の、泣きそうな君の顔を見たときは本当に胸が痛みました…申し訳ないと思いました。」とか書いてあるんだけどいつの話だよと思うしそんな顔見せたことないしあんたが倒れたことも知らんわ。妄想か。
結婚したあとの幸せ家族計画についても書いてあってほんと吐きそうだった。両親が12～3のお前には見せられなかったと言ってたけどその配慮には感謝する…

なんだか知らんうちに数年前におじさん消えたしもう何もないけどおかげで初老の男性が苦手になったよ。

うわ…中1やそこらでそれは恐ろしいな
光源氏のつもりかw

勘違いというより完全にアレだな

警察も捕まえとけよそんなやつｗ