父と幽霊の話



うっかり萌えた父親のエピソード 8


 

22おさかなくわえた名無しさん2008/05/30(金) 13:04:21 ID:VlCAbKJH

父から実際に聞いた話です。

木工職人だった父が夜遅く作業場の片づけをしていると、
背後で人の歩く足音がします。
オガクズを踏みしめるさく…さく…という音がはっきりと聞こえます。
こんな時間に人が来るなんて。不気味に思った父が振り返るが誰もいない。
足音も止みました。
そしてまた片づけを始めると足音が。
振り返ると誰もいない。
何度かそれを繰り返しているとだんだん面倒くさくなってきました。




いくら足音がしても振り向きません。
そのうちに相手もしびれを切らしたのか
今度はかりかりと木を爪で引っ掻くような音がします。
そこで父親が振り向くと、どう考えても背が届かない高さの窓に、
男の顔がのぞいていました。
父が、「なんだお化けか」と言うと
「なんだとはなんだ」と怒られてしまったそうです。

繰り返しますが実話です。
その後父は特に変わったこともなく先日は釣りに行ってミツバチに刺されました。




24おさかなくわえた名無しさん2008/05/30(金) 17:46:57 ID:1LQ97O3R

まるで内田百閒の小説みたいな体験だね。
いや、お父さんも幽霊も全然動じてないところは、
夏目漱石の方が近いか。




23おさかなくわえた名無しさん2008/05/30(金) 14:00:21 ID:LKWZYrqA

お父さんもお化けも可愛いなwwwww




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俺と妻の24年間
引用元:うっかり萌えた父親のエピソード 8

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