同僚の女性に「二人きりで遊ぼう」と誘われて、友人はドライブデートをしたらしい。

そしてドライブデートをしたらしいんだが、
ドライブが終わって同僚女性とサヨナラして家に着いたとき、
家の鍵が無いことに気が付いたらしい。
「うわー…どこかで落としたのか？」と思っていると、
いきなり家のドアが中から開いて「お帰りなさい！」と同僚女性が出てきたらしい。
混乱した友人は咄嗟に「お帰り下さい！！」と言ったようだ。

友人がそれを俺に話してくれた時、俺はつい「嘘だろｗ」と言って笑ってしまったが、
友人は真剣な顔で「貞子より怖かったぞ、マジで」と言っていた。

どうやらドライブ中に友人がちょっと席を外した一瞬を狙って、
同僚女性は友人宅の鍵を盗ったようなのだが、
友人いわく「どうやってあいつが俺より先に家に着いたのか分からん」と言ってる。

色んな意味で怖すぎる。
友人がその話の最後に「因みにそいつは幽霊じゃないよ。だから余計怖いわ」と言っていた。

その同僚女性はそのドライブデートのあと気まずくなったのか退職したようだ。

俺は一生経験することがないであろう恐怖体験だが、
友人の話を聞いてるだけでその同僚女性は本当にずうすうしい人だと思ったわ。