引用元:【サレ専用】配偶者との再構築【男も女も】 Vol.16
511:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 13:46:14.91 0.net ID:
僕は彼女の手をにぎり「話があるんだ」と切り出した。
妻は何も言わず席についた。その目は苦痛に満ちていた。
ふと、僕はどう切り出したらいいのか分からなくなった。
でも言わなければならない。「離婚したいんだ」と。
僕は冷静に、その言葉を口にした。
妻は大したリアクションも見せず、ただ静かに聞き返した。「どうして?」
その問いに敢えて答えないでいたら、妻はとうとう怒りをあらわにした。
彼女は箸を投げ散らかし叫んだ。「あんたなんか、男じゃない!!」
512:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 13:47:06.47 0.net ID:
僕らはとうとう一言も言葉を交わさなかった。
妻のすすり泣く声がかすかに聞こえた。
わかっている。どうして僕らがこうなってしまったのか、妻はその理由を知りたがっているのだ。
でも僕は、彼女を納得させられるような説明をとうてい与えられるはずはなかった。
それもそのはず。僕は「ジェーン」という他の女性を愛してしまったのだ。
妻のことは、、、もう愛していなかった。
ただ哀れんでいただけだったのだ!
513:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 13:48:06.00 0.net ID:
その中には、家は妻に譲ること、車も妻に譲ること、僕の会社の30%の株も譲渡することを記した。
彼女はそれをチラと見ただけで、ビリビリと破り捨てた。
僕がこの10年という月日を共に過ごした、この女は
僕にとってもはや「見知らぬだれか」に成り下がっていた。
彼女が今まで僕のために浪費した、時間、労力、エネルギーに対しては、、、本当に申し訳ないと思っている。
でも
自分が「ジェーン」を愛しているという気持ちに、これ以上目を背けることは出来なかった。
514:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 13:49:45.71 0.net ID:
ヘンな言い方だが、僕はその彼女の泣く姿を見て少しホッとしたのだ。
これで離婚は確定だ。
この数週間、呪いのように頭の中につきまとっていた「離婚」という二文字は、
これでとうとう現実化したのだ。
その翌日、僕は仕事からかなり遅くに帰宅した。
家に戻ると、妻はテーブルに向かって何かを一生懸命に書いていた。
夕食はまだだったが食欲など到底なく、僕はただベッドに崩れるように倒れ込み寝入ってしまった。
深夜に一度目が覚めたが、その時も妻はまだテーブルで何かを書いているようだった。
僕はもはや大した興味もなく、ふたたび眠りについた。
515:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 13:50:51.82 0.net ID:
彼女は家も車も株も、何も欲しくないと言った。
でもその代わりに「1ヶ月間の準備期間」が欲しいと言ってきた。
そして彼女の条件は、その1ヶ月のあいだ出来るだけ「今までどおり」の生活をすること。
その理由は明確だった。
僕らの息子が、1ヶ月後にとても大切な試験を控えているため
できるだけ彼を動揺させたくないというのが、彼女の言い分だった。
それに関しては、僕は即座に納得した。
だが、それ以外にもうひとつ妻は条件をつけてきた。
「私たちが結婚した日、あなたが私を抱き上げて寝室に入った日のことを思い出してほしい」と。
そして、これからの一ヶ月のあいだ、あの時と同じようにして
毎朝、彼女が仕事へ行くときに
彼女を腕に抱き上げて 寝室から玄関口まで運んでほしいと言うのだ。
516:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 13:52:28.53 0.net ID:
でもこれ以上妻といざこざを起こしたくなかった僕は、黙って彼女の条件を受け入れた。
僕は「ジェーン」にこのことを話した。
ジェーンはお腹を抱えて笑い、「ばかじゃないの」と言った。
今さら何をどうジタバタしたって離婚はまぬがれないのにと
ジェーンは嘲るように笑った。
僕が「離婚」を切り出して以来
僕ら夫婦はまったくスキンシップをとっていなかった。
なので
彼女を抱き上げて玄関口まで連れていった1日目
僕らは二人ともなんともヘンな感じで、ぎこちなかった。
517:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 13:54:36.20 0.net ID:
「ダディーがマミーを抱っこして『いってらっしゃい』するよ!」
その言葉を聞くなり、僕の胸はきりきりと痛んだ。
寝室からリビングへ、そして玄関口へと
僕は妻を腕に抱いたまま10メートルは歩いただろうか。
妻は目を閉じたまま、そっと「どうかあの子には離婚のことは言わないで」と耳元でささやいた。
僕は黙ってうなずいた。でもなぜか、そうしながら
心はひどく動揺していた。
妻をドアの外に静かにおろすと、彼女はそのままいつものバス停へ向かって歩いていった。
僕もいつもどおり車に乗り込み仕事へ向かった。
518:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 13:56:01.45 0.net ID:
初日よりは少しは慣れた感があった。
抱き上げられながら、妻は僕の胸に自然ともたれかかっていた。
僕はふと、彼女のブラウスから薫るほのかな香りに気づいた。
そして思った。
こうして彼女をこんな近くできちんと見たのは、最後いつだっただろうかと。。。
妻がもはや若かりし頃の妻ではないことに、僕は今さらながら驚愕していた。
その顔には細かなシワが刻まれ
髪の毛には、なんと白いものが入り交じっている!
結婚してからの年数が、これだけの変化を彼女に。。。
その一瞬、僕は自問した。「僕は彼女に何てことをしてしまったのだろう」と。
519:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 13:57:27.84 0.net ID:
彼女を抱き上げたとき、ふと
かつて僕らの間にあった、あの愛情に満ちた「つながり感」が戻ってくるのを感じた。
この人は
この女性は
僕に10年という年月を捧げてくれた人だった。
5日目、そして6日目の朝
その感覚はさらに強くなった。
このことを、僕は「ジェーン」には言わなかった。
日にちが経つにつれ
妻を抱き上げることが日に日にラクになってゆくのを感じた。
なにせ毎朝していることなので、腕の筋力もそりゃ強くなるだろうと
僕は単純にそう考えていた。
520:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 13:58:50.55 0.net ID:
鏡のまえで何着も何着も試着して
それでも体にピッタリくる一着が、なかなか見つからないようだった。
そして彼女は「はあ~っ」とため息をついた。
「どれもこれも、何だか大きくなっちゃって。。。」
その言葉を耳にして、僕はハッ!とした。妻はいつの間にやせ細っていたのだ!
妻を抱き上げやすくなったのは、僕の腕力がついたからではなく
彼女が今まで以上に軽くなっていたからだったのだ!
521:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:01:40.09 0.net ID:
それほどまで、やせ細ってしまうまで
彼女は痛みと苦痛を胸のなかに。。。
僕は思わず手を伸ばして、妻の髪に触れていた。
そこに息子がやってきた。
「ダディー、マミーを抱っこして『いってらっしゃい』する時間だよ!」
息子には、父親が母親を毎朝抱き上げるこの光景を目にすることが
すでに大切な日常の一場面となっているようだった。
妻は、そんな息子にむかって「おいで」と優しく手招きしたかと思うと
彼を力いっぱいぎゅっと抱きしめた。
僕は思わず目をそらした。
そうしないと、最後の最後で、気が変わってしまいそうだったからだ!
522:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:03:07.46 0.net ID:
寝室から、リビング、そして玄関口へと
彼女を運んだ。
妻はただそっと、僕の首に腕を回していた。
そんな彼女を、気づいたら強くグッと抱きしめていた。
そうまるで、結婚したあの日の僕のように。。。
彼女の、それはそれは軽くなった体を腕のなかに感じながら
僕は例えようのない悲しみを覚えていた。
523:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:05:36.70 0.net ID:
妻を抱き上げたとき
僕は、一歩たりとも歩みを進めることができなかった。
その日息子はすでに学校へ行ってしまっていた。
僕は妻をしっかりと腕に抱き、そして言った。
「今まで気づかなかったよ。僕たちの結婚生活に、こうしてお互いのぬくもりを感じる時間がどれほど欠けていたか・・・」
そして僕はいつもどおり仕事へ向かった。
何かにせき立てられるように、とにかくここで、最後の最後で
自分の決心が揺らいでしまうのが怖くて
それを振り切るかのように、車を停めると鍵もかけずに飛び出し
オフィスのある上の階まで駆け上がっていった。
気が変わってしまう前に、オフィスへ行かなければ。早く「ジェーン」のもとへ!
524:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:07:13.28 0.net ID:
彼女を見た瞬間、
僕は思わず口にしていた。
「ジェーン、すまない。 僕は離婚はできない。」ジェーン」は「はあ?」という目で僕を見つめ
そして額に手をあてた。「あなた、熱でもあるの?」
僕はジェーンの手を額からはずし、再度言った。
「すまない、ジェーン。僕は離婚はできないんだ。」
「妻との結婚生活が『退屈』に感じられたのは、彼女を愛していなかったからではなく
僕が毎日の小さな幸せを、他愛のない、だけどかけがえのない小さな日常を
大切にしてこなかったからなんだ。
今頃になって気づいたよ。あの日、あの結婚した日
僕が彼女を腕に抱いて家の中へ初めての一歩を踏み入れたあの日のように
僕は死が二人を分つまで、彼女をしっかり腕に抱いているべきだったんだ!」
525:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:08:59.21 0.net ID:
そして僕のほっぺたを思いっきりひっぱたくと、扉をバタン!と閉め
ワーッ!と泣き叫びながら飛び出して行った。
僕はそのまま黙って階下に降りた。
見ると、花屋が目にとまった。
僕はそこで、妻のためのブーケをアレンジしてもらった。
店員が「カードには何とお書きになりますか?」と聞いてきた。
僕はふと微笑んで、言った。
「そうだね、こう書いてくれ。」
『毎朝君を腕に抱いて見送るよ。死が二人を分つ、その日まで...』
その日の夕方、僕は
妻への花束を抱え、顔に笑顔をたたえて
家についた。
526:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:10:41.49 0.net ID:
早く早く!妻のもとへ!
出迎えてくれた妻は
ベッドで冷たくなっていた。。。。
何も知らなかった。
僕は、何も知らなかったのだ。
妻が「ガン」であったことさえも。
ジェーンとの情事にうつつをぬかしていた僕は、
妻がこの数ヶ月必死で病魔と戦っていたことに
気付きさえしなかったのだ!
妻は分かっていたのだ。自分がもうじき死ぬことを。
彼女が出してきた「離婚の条件」は
僕を責めるものではなく、僕を救うためのものだったのだ!
自分亡き後、最愛の息子から
僕が責められることがないように。
527:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:12:04.11 0.net ID:
そう、そういう僕を毎朝見ていた息子にとって
僕はまぎれもなく
「お母さんに離婚をつきつけたお父さん」ではなく
「お母さんを最後まで愛したお父さん」となったのだ。
528:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:25:41.81 0.net ID:
原文は英語で、日本語訳を載せてくださっていた方よりコピペしました。
529:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:31:14.13 0.net ID:
と思って読んだけど
最後が泣けた
530:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:44:02.68 0.net ID:
そりゃ、シタへの思いやりとか、配慮とかさ、大事にしたいよ。でもこんな形で報われたくない。残り少ない人生なら、シタや子どものその後も大事にしたいけど、私だって思い切り幸せ貰いたいよ。
こういう美談読むと、なんかモヤってして、幸せ貰いたいって望んで何が悪いこん畜生って思っちゃう。
素直な気持ちになれないの、やっぱり私、痛んで病んでるんだろうね。
531:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 14:45:12.71 0.net ID:
532:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 15:02:48.06 0.net ID:
自殺する勇気ないから。
再構築が上手くいってるのかどうなのかよくわからない状態だけど
相手の気持ちをはっきり確かめるのが怖くもあり、また発覚時のように
言葉だけで丸め込まれてしまいそうだから。
気遣う言葉だけじゃシタを信じられない。言葉より行動で示してほしい。
時々一緒に飲みに行くとか旅行では物足りないと思うのはわがままでしょうか。
毎日ぎゅーってしてくれるだけでいいのに私に触れようとしないのが辛い。
534:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 19:10:06.65 0.net ID:
もし病気でなければ、子どもを育てるためには慰謝料や財産の分割は必要だもん。
子どもにお父さんとお母さんの綺麗な想い出を残してあげたい、そんな気持ちと、
心は自分に向いてなくても、自分はいつ死ぬかもわからないから、最期にもう一度
夫に抱きしめて欲しかったんじゃないかな。
そして自分の想いが、夫に届いたことを知らずに亡くなってしまった。
1度かけ違えてしまうと、心を通い合わせることは本当に難しい…。
535:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 23:27:55.29 0.net ID:
親権を私の実家に渡すことと養育費のことを書いて
それとシタの悪業暴露
遺言は弁護士に託せば良いんだっけ?
ともあれシタには任せたくない
喜び勇んでどっかのクズ女見つけてくるだろうから
そうなったら子供が悲惨な目に合わされる
542:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/22(土) 20:44:44.96 0.net ID:
その頃発覚直後かしばらく経ってからだったか忘れたけど、まだ絶賛フラバ戦い中で、今まで経験したことない怒りとか悲しみとか恨み、嫉妬、孤独、自己否定、いろんな毒が心から湧き上がってきてその毒に自分が蝕まれてきて、本当に辛い時期だった。
プリは何のアピールかなにを思っていいね!したのかわからないけど、自分だけ善人ヅラかよって、そんなお話に共感できる立場かよってひどく腹がたったわ。
543:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/23(日) 00:29:17.00 0.net ID:
544:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/23(日) 11:23:18.43 0.net ID:
533:名無しさんといつまでも一緒:2014/11/20(木) 16:39:09.41 0.net ID:
父親を憎む人生はかわいそう
最後に子供にしてあげられる事ならば構わない
不倫は不倫だけどねw
なんで英文を訳すと必ず、明らかに翻訳しました、みたいな文になってしまうのか
美談みたいに語ってるけど胸糞悪いわこんな話
これって結局クズのまんまだよね
子どものためにやっていたわけであって、不倫した夫を許してたわけではないだろ
なんで勝手に許された気持ちになってんだコイツ?
世界まる見えとかでありそうな話
妻にも不倫相手にも不義理働いた人間の屑がなんだって?
あほくさ
と思って読んだけど
最後まで読んであほくさってなった
ジェーン にニヤついた
圧倒的自己満足
他人を使ってオ〇ニーするんじゃねーよ
くだらねえ作り話だな
まとめサイトなんて下らない作り話しかないぞ
※2
アメリカ住んでるけど、実際言うこともやることも日本人と違うからなあ。
正直かっこつけだよな、西洋人って。
会社の株を30%って他の株持ってる社員に対する裏切り行為だよな
株主も納得せんだろ
最期まで自分は愛されてると思える自己中っぷりがリアルだからここまで批判受けるんだろうね。
むしろサレ目線に立った話に読めるけどな
ジェーン明らかにイヤな泥棒猫の性格やん
実際のフリンなんか現実問題生活営んでいく妻よりプリンちゃんのが優しい(都合いい)もんやぞ
猫被れるしイイトコドリなんだからそらイライラもせんし、妻に勝ちたいから嘘でも優しくするもんや
切ない。
この話の本質は、日々暮らすうちに日々を支えていた大事なものが見えなくなって、享楽的な一時の快楽を求めた人が大事なものを取り戻したが、もうそれは遅かったってとこだろ
大事なものをは見えにくいけど君のそばにあるよ、それはいつまでもそこにあるとは限らないよ、って話じゃん
作り話だとか不倫は不倫とかそんな話じゃねーだろ
昔話みたいなもん
ガンなのに入院もせず、都合よく最終日に死んで救急車も呼んでない
違和感だらけでなんだかなあ
読み始めからクッサ!ってなって、「ジェーン」では?アメリカン小説なろう?ってなって、最後の「フェイスブックです」に最初に書いとけやってなった
臭すぎて内容どうこうより耐えるのに必死で辛かった
海外のはなしなのにお箸??
シタの癖にくっさwwwしねよwwwってなるから、訳なら訳と最初に言っといて欲しい。
創作ねつ造自演速報さんちーす
いくら余命宣告出ていても、想定した日きっかりに死ねるかはわからない。てか、きっかり1ヶ月なんてムリ。
もう少し設定はねるべきだな。
ガンの末期患者がどういう状態か一度見てみろよ。
実際に身近な人に居たらバカにされてる様で非情に不愉快。