滑り込みで買った土地建物、どうやら隣人が狙っていたらしく、知らんがな

プチだけど、中古住宅買った時の話。
前住人は独居老人で、寝室で老衰か何かで亡くなられた。
住人不在になって1～2年は放置されていたが、遠方の長男がようやっと家を売りに出した。
しばらく買い手が現れなくて、建物を壊して更地で売ろうと仲介不動産屋に相談していたようだが、滑りこみで私が買うことに。

必要な物は持ちだしていったそうだが、ほとんどの家財やら何やらたくさん残されていた。
それらもすべて承知で、土地建物を買い取った。
もともとリフォームするつもりでいたから、使える家具等は残してその時に始末すればいいだろうと思って。
しかし出るわ出るわ、これ大丈夫？ってもの。
家族アルバム、7桁単位の預金通帳、帝国軍の勲章メダル、刀剣などなど……。
さすがに不動産屋に連絡して返してもらったが、そういうのまで残されてもさすがに困るよ……。


そしてご近所さんたち。
前住人の生前、独居だからと何かと気にかけてあげていたらしい。
優しい人たちが多いんだなって思ってた、リフォームで家を片付けはじめる時まで。

ある日、庭に人影を見つけた。

工事資材とかあるから危ないし、もううちの私有地だから勝手に入って来られちゃねぇ。
とはいえご近所さんだろうから挨拶を……と思ったら、婆さんが花壇の植物引っこ抜いてる。
「ここね、うちの花壇にしてたの。ここのおばあちゃん(前住人)にも頼まれて世話してたんだよ」
はあ、そうですか……。
嘘か本当かも分からない、前住人にはもう確認できないし。
でももうここはうちの庭で、その植物も込みで買ったんだよ。
それに住人不在の頃にも勝手に使ってたってことでしょ……。


次に続く

ある日、お隣さんの奥さんがこちらを覗いていたので挨拶した。
「家具は残すんですか？」はい。
「桐箪笥ありましたよね？」はい。
「じゃあ、ジャンケンで。ね？」はい？
お引取り願った。なんか睨んでた。

ある日、購入した土地の再確定のために測量士と市職員がやってきた。
土地の一面がちょっとした斜面で、その斜面は市の土地。
そしてほんのちょっと下ったところの雑木林は、違う地主がいる。
その様子を、家からずっと睨んでる隣の奥さん。
こちらは測量が来る前に、奥さんに挨拶していた。

測量の際そちらの土地に少し侵入する可能性があるので、ご了承ください。
「変なこと喋るんじゃないよ」はい？

なんのこっちゃ、と思ったがすぐにわかった。
お隣さん、庭を拡張して芝を貼ったり畑やパターゴルフを作ったりしている。
雑木林の地主には了承済みらしいが、市の土地には無断で庭を作っていた。
それにうちの下部分の斜面にも、なんか植えていたらしい。
慌てて引っこ抜いていた。

あれ以来、隣の奥さんは冷たい。今では斜面は藪です。

そもそもなんでお隣がうちに執着するのか、別のご近所さんから噂を聞いたことがある。
元々うちの土地が欲しかったらしい。
「でも建物はいらない、だから更地になるのを待とう。
　幸い買い手はずっとつかないし、不動産屋と長男も更地にしようとしてる。
　建物の解体が始まった瞬間に手を付けたる！」
と息巻いてたそうな。
知らんがな。さっさと買えば良かったんだよ。

以上です

つか庭に死体でも埋まってるんじゃね
隣がころしたやつ

埋まってるかもな
飼い犬とか飼い猫とか金魚とか

5・6人埋まっていそうだな。

そんな周りがおかしい処に住むって、大丈夫？
充分気を付けてね