息子の嫁にと見初められて、お医者様一家の次男とお見合いをしたが、自分には身分不相応な縁談だと感じたのでお断りした結果…

24歳の時に突然見合い話が舞い込んだ。

子供相手のある教室のお手伝いを本業（派遣社員）と別に時々やっていたら
生徒さんに付き添ってきたおばあちゃんになんか気に入られちゃって
息子の嫁にって見合い話があった。
当時彼氏いない歴２年かそこらだったし、友達がぽつぽつ結婚し始めた頃で
いい人ならお見合いもいいかなと思ったけど、
釣書を見たら坊ちゃん大学医学部出身の勤務医で実家は開業医。30代半ば。次男。
（そのおばあちゃんはお医者様の奥様で、連れて来た生徒さんは長男の子供）
これはあかん！これはあかん！と逃げた。
だって私、しがない専門学校卒だし、実家は店を畳むか続けるか
迷ってるような自転車屋だし、弟はまぁ一応公務員だけど
とてもとてもお医者様一家と釣り合うとは思えない。

いつの時代だよって突っ込まれそうだけど
「わたくしどもには勿体無い話でございます」とお断りした。
そしたらそのおばあちゃん（見合い相手の母親）が訪ねてきて
（当時は個人情報ダダ漏れだったからねぇ～）
客間の畳の上にキレイに正座して、背筋をピンと伸ばして
「医者の妻に学歴など必要ありませんわ。
　息子を大切にしてくれて、心優しい明るいお嬢さんをと思ってますの」
と、言葉が合ってるかどうかわかんないけど、そんな感じで上品に説得された。
でも全然気持ちは揺るがなくて、その上品さに余計に無理！って思えた。
「せめて一度会ってあげて下さいな。本当にいい子なんですのよ」
と、これも言葉が合ってるか分からないけど、しつこく上品に説得されて
さすがに断れる雰囲気じゃなくなって、お見合いがセッティングされた。
当日現れたお相手の男性は、身長は多分180m近くあったと思う。
とにかくデカかった。
顔も悪くはなかった。好みは分かれるかも知れないけど中尾明慶みたいな感じ。
顔合わせの後、ホテルのレストランでごはん食べたけど
とにかく落ち着かない。話が難しくてよく分からない。つまんない。
で、その日の夜、正式にお断りした。
「やはり私には勿体ないです。一緒に歩んでいけるとは思えませんでした」
返事はおばあちゃんに直接する約束だったので、正直にそう言った。
「そう、残念ね」と言われて終了～のはずだった。

３日後だったか４日後だったか忘れたけど、帰宅途中に待ち伏せされた。
路肩に止まっていた車から突然現れて（左ハンドルの外車）
腕掴まれて後部シートに放り込まれて転がってるうちに発進。
高速に乗って某ＳＡまで連れていかれて（多分逃げられずに話をする為だと思う）
あの上品だったおばあちゃんの息子とは思えない言葉が次々吐き出された。
お見合いの時にはあんなに紳士（ふう）だったのに。
「高卒の分際でそっちから断る権利などない」
専門卒なんだけど･･･まぁ似たようなもんだからいっか･･･。
「ババアが見合いしろって言うからしただけで、
　最初からお前みたいなチンケな女、眼中になかった」
私も無理矢理やらされたんだから一緒じゃん･･･。
あと、他にも色々言われたけど侮辱されたことしか覚えてない。
で、「降りろ」って言われて降りたらそのまま帰られちゃった。
あまりにも馬鹿馬鹿しい展開に涙も出なかった。
これはどうしたものかとソフトクリーム食べながら考えて
ドライブ慣れしてる友達を公衆電話から呼んで、
そのまま飲みに行ってこれはどうにか仕返ししないと気が済まない！って
あれこれ作戦立てたけど、ちょっと飲み過ぎちゃって帰宅したら、
その日の出来事を親にペラペラしゃべってしまってそれで親が激怒。
真夜中だったけど先方に電話して、
後にも先にもあんなに怒った父を見たのは初めてだった。
翌日、夫婦で謝りにきた。ぼんくら息子は来なかった。

要するに、学歴は要らないんじゃなくて
高学歴の女じゃ騙せないと思ったんだろうな。
低学歴で実家も冴えなくて、ちんちくりんの娘だったら
医者と聞いただけで飛びつくと思ってたんだろう。
謝りに来た時の様子もそれまでと違って“来てあげました”って体だった。
たぶん開業医だから妙な評判立てられたくなくて礼儀は通したつもりなんだろうと思う。
たまたま初めてのお見合いでそんなのと当たったもんだから
見合いこえー！と思って自力で夫捕まえたわｗ

怒涛の展開で面白かった
いやはや、そうだよな、イケメンで医者で背が高くて
見合いじゃなきゃ結婚できないのは
中身に問題有りだよな

ちなみに、だがその子供相手の教室は
〈道〉が付くかい？
その上品なおばあ様からそれ系で隠してる気配がするw

>>116
いや、華道とか茶道とかじゃなくて
手芸関係の教室。


結婚ってやっぱり家同士が繋がることでもあるけど
つり合いってほんと大事よね。

釣り合いって大事だね。
前の職場の同僚が玉の輿で嫁いでみんなうらやましがってたし、
私もいいなあうらやましいなあと思ってたけど結婚式に出て考え直したよ。

結婚式は　栄光ある新郎一族の立派な息子くんの晴れ舞台を皆で祝う会　になっていた。
新婦があそこまで蔑ろにされる結婚式は他に知らないよ。
結婚式らしい催しと言えば新婦友人一同の余興のみ。
しかもそれが全体的に浮いてる。
結婚式そのものが結婚式らしくないから。
結婚式にありがちな夫婦のなれそめビデオエピソードも
プロの手による華麗なる新郎ヒストリーおまけで新婦との出会いもつけたよ　な内容で。
後はひたすら新郎と新郎一族と新郎一族の人脈の出席者による演説を聴かされ続けた。