夜の店で働いていた時、当時の私は人気があり調子に乗ってて、酔っ払いの扱いには慣れてたつもりだったんだが…

流れ読まずに投下

昔、嬢として働いていた。
まだ働き始めて数ヶ月だったから、夜の街の雰囲気がおもしろくて、勤務後にはわざとちょっと歩かなきゃいけないコンビニに行ったりしていた。

細い道に入った時、ラーメン屋から出てくる男性と少し離れて同じ方向へ歩くことになった。
タイミングが合ってしまったんだろうと思ったが、うーとかなんとか唸ってる。

ちょっと危険を感じたが、しばらく歩いているとその男に声をかけられた。

もともと酔っ払い男と話すのは嫌いじゃなかったので、コンビニへと歩きながら適当に話をしていた。
当時のわたしはお店で人気もあって調子乗っていた。
酔っ払いの扱いには慣れていた。
でもそれは、店の中での話。
店のルールやボーイに守られていることが前提だった。

静まった商店街のコンビニに入ると手荷物を奪われた。
しばらく抵抗したが力でかなわなかった。
肉まんを買う予定だったが、イラっとしたので何も買わずに出た。

男は人目も気にせずわたしの腰に手を回しながら歩いている。
ラーメン屋行こう、牛丼屋行こうと言われたが翌日学校もあるしイライラするし帰りたかったので断った。

しばらく手をつなごうとかごねていたが、どうしてもわたしは会話する以外しようとしないので男は諦めて、わたしの原付が置いてあるところまで見送ると言い出した。

原付置き場について、人目もないわけではないのでやっと解放されると思った。
甘かった。

そこでしばらく話していたんだけど、妙に近い。
男とわたしの距離。
荷物をまだ持たれているので、さっさと帰りたいのに帰れなかった。
何度も奪おうとしたが力がかなわない。

壁に押さえつけられてキスをされた。
嬢だったのでただ働きかよ、としか思わなかった。

今思えばありえぬ。すごく怖い。

わたしの原付は二人乗れそうなシートに改造してあるんだけど、わたしが原付にまたがって帰ろうとしていると後ろに乗ってきた。
エンジンをかけて振り落とす度胸もなかったしもうどうしようもなかった。
三十分ほどキスをせがまるなど粘着されて、電話番号を聞かれた。
断っても無駄だと思い、嘘の番号を教えた。
もちろんすぐばれた。

「殴るぞ」本気で脅され、やっと初めて命の危険を感じた。

涙目なのを隠しながら適当にあしらい、男を後ろに載せたまま大通りに出た。
人目も増えたのに、まだごねている。
わたしの力が弱いのを知った男は、力技でわたしを原付から降ろそうとする。
人目もあるのに。

さすがに降ろすことはできなかったみたいで、降ろすのを諦めた男はそれでもまだ後ろで粘着してくる。
もう泣きたいわたしは黙っていたら、会話することも諦めたみたいで、やっと降りてくれた。
わたしは速攻で逃げた。

全部で一時間くらい粘着されていた。
殺されなくて良かった。
あれから男の人には絶対にかなわないと肝に命じて生きてる。

>>258
お疲れ様でした、無事？で何より
そのオッサンには同性としても憤りを禁じ得ない、酔っぱらい差し引いてもクズだろ

>>258
若気の至りってあるもんね
無事に逃げられて良かったよ

>>258
災難だったね！
でも今生きてて何より！
夜の街界隈はいろいろいるから、ちょとくらいならとか思う犯罪者いっぱいだしね。
バカじゃなくて犯罪者！！絶対忘れちゃいかん！！
その犯罪者も味しめてるやつだったかもよ。