引用元:小学生のころ電柱を倒してしまった話
1:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 22:43:17.37 ID:9l2FZWp10
2:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 22:46:01.42 ID:DCgihkuli
3:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 22:50:48.13 ID:9l2FZWp10
その日は、いつものように家で遊んでいると母がお菓子やジュースでもを買ってきなさいとお金をくれたんだ
4:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 22:52:43.74 ID:6uwOGwLF0
5:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 22:54:18.26 ID:9l2FZWp10
スーパーに道中靴紐が緩くなっていたため電柱の隣に座って靴紐を結び直し始めたんだ
6:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 22:54:37.69 ID:L7EjaZCD0
8:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:00:50.08 ID:9l2FZWp10
その時に一人の友達が電柱に蹴り始めた
友達1「靴紐まだ~?」
そう言いつつも電柱への蹴りは止まることなく続いていた
おれ「あともう少しで終わるよ」
そう言うと
弟「早くしてよー」
友達2「長いよー」
友達に急かされたためおれは焦って靴紐を結ぼうとして余計に上手くいかなかった
9:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:03:25.10 ID:9l2FZWp10
そう言って立ち上がったおれの目の前を電柱が過ぎ去った
10:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:03:56.07 ID:9/pGFnfu0
11:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:04:32.94 ID:6uwOGwLF0
12:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:06:33.61 ID:9l2FZWp10
マンションがヤバイ、そう思ったおれは弟に
おれ「電柱を止めろ!!」
我ながら無茶な命令だったと思ったがマンションのことがなにより心配だったおれはそう言っていた
14:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:09:53.85 ID:KQmgNHZY0
16:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:12:10.02 ID:9l2FZWp10
倒れる角度がまだ浅かったためかそのまま電柱は押し返され
そして、爆音と共に駐車されていた軽自動車に直撃して車は見る影もないほど大破していた
おれはいまでも鮮明に覚えている車のフロントガラスはひびこそはいっていたものの割れることなく車内を守っていたのである
18:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:16:02.61 ID:4ifNYDSLi
弟強いなー
20:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:18:28.04 ID:6uwOGwLF0
21:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:20:11.69 ID:9l2FZWp10
しかし、おれの心は清々しい気持ちでいっぱいだった
このマンションはおれが守ったんだ、そう思っていた
友達1「やべーよ、おれよ蹴りやべーよ」
おれ「おまえの蹴りのせいで本当に危なかった、でもなんとかマンションは守ったな」
おれと友達1は互いに笑いあっていた
22:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:23:00.28 ID:9l2FZWp10
その冷静な弟の言葉におれと友達1は現実に引き戻された
おれ「……」
友達1「……」
ちなみにこのとき友達2は隣で泣いていた
23:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:25:47.52 ID:u1/XrmKJ0
そして友達2www
24:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:26:16.66 ID:hajFPROY0
25:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:26:18.39 ID:6uwOGwLF0
26:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:28:48.40 ID:9l2FZWp10
おばちゃんとはスーパーで中の良かった店員のことね
スーパーの駐車場内で起こったことをおばちゃんに話した
おばちゃん「なに言ってるのよ、いま仕事中だからあとでね」
おれ「ちょっと来てよ」
そう言って強引に大破した車の見える位置まで引っ張っていった
おばちゃん「ちょっともう本当におこ……」
28:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:33:11.79 ID:9l2FZWp10
おばちゃん「逃げなさい、いますぐに」
おばちゃんはそう言った、たぶんだいぶ焦っていたのだろう
いつもとは明らかに雰囲気が違った
29:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:38:00.55 ID:9l2FZWp10
とりあえず300mほど離れた公園に行ったもののやはりあまりの出来事に遊ぶ気になれず家に帰った
おれ「ただいま~」
母「遅かったね、……あれジュースとお菓子買ってこなかったの?」
30:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:40:51.98 ID:9l2FZWp10
あったことを洗いざらい話した
母「なに言ってるの?」
やはりおばちゃん同様に信じてはもらえずベランダに行ってその光景を見せた
母「……」
31:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:46:27.96 ID:9l2FZWp10
母「あの~、実はこの子たちが電柱倒してしまったらしく……」
店長さんにそのことを話しおえるとすぐに店内に車の持ち主を見つけるためのアナウンスが流された
32:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:50:44.88 ID:9l2FZWp10
女子大生「あの~なにかあったんですか?」
事情を説明すると驚いてはいたがおれたちに
「あらら~、大変だったね」
と笑いかけてくれた
34:名も無き被検体774号+:2012/01/18(水) 23:59:41.46 ID:9l2FZWp10
言われた通りにおれたちは家に帰った、友達2が相変わらず涙目のままだったが気にせずに遊んだ
そして、母が帰ってきた
母「電柱の根元が腐ってたんだって」
おれ「えっ?どういうこと?」
実は電柱の根元が雨水などで腐り切っていたらしい、そのことにスーパー側が気づかずに放置されていたところに友達1の蹴りがとどめを刺したということらしい
35:名も無き被検体774号+:2012/01/19(木) 00:04:05.87 ID:/u5bnWe10
翌日、休みをあけて学校に行くと
いつのまにかその情報が広まっていたらしい
数日の間、帰り道などでおれたちが電柱の近くを通ると笑われて続けた
fin
39:名も無き被検体774号+:2012/01/19(木) 00:42:09.06 ID:dKO/lOYLi
40:名も無き被検体774号+:2012/01/19(木) 00:47:46.66 ID:/u5bnWe10
倒れはじめてすぐに押し返したからじゃないかな?
確かにあの時の弟はすごかったけど
36:名も無き被検体774号+:2012/01/19(木) 00:05:00.98 ID:4Obz2AID0
37:名も無き被検体774号+:2012/01/19(木) 00:06:11.10 ID:x9OdMgB70
HAHAHAHAなんだこれ?
電柱ではなくて外灯とかじゃないかな?
まあ金属製の電柱もあるけど・・・
昔の外灯はまじて弱い。
木の電柱か
犬のションベンだなw
木製の電柱とか何十年前のことだよ
こういうのいらない
マンションとスーパーのある地域で電柱が倒れて車が大破したら近くの人がすぐに様子見に来そうだけどね
まだ芯が残ってて倒れた反動で戻る瞬間に上手く力が加わったのかね
外灯のパイプ状の鉄柱が雨水や犬の小便で腐食して倒壊ってのはたまによくある
普通に停電とか大事になるじゃろ?
夢を見たんじゃよ、少年は
草
木製電柱は廃止になってるけど10年くらい前までは田舎にまだあったぞ
まあ今の御時世に実際に木製電柱があって倒れて周辺が停電したなんてなったら電力会社の責任問題で全国ニュースになってそう
電柱じゃなくて街灯とか看板の中が空洞な鉄柱だったんだろうな