小さな会社経営してる父は弟と二人で作ったイタズラ年賀状を「これで十分だ」と言って、取引先や親戚に出した。

子供の頃の話だけど。
父親は小さい会社を経営していたが、季節の挨拶は一切やらない人だった。

ある年、弟と二人で友達向けのイタズラ年賀状を作った。
ギャグ漫画を切り貼りしたふざけたデザインで、それに活字で親の会社名とビジネス用の挨拶文を入れて印刷。
隅に自分の名前を手書きで書いて「親の会社の年賀状を一枚もらって出した」というフリをしようというもの。
出す相手はクラスでも仲の良い相手に限定したけど、念のため出していいか親に見せてみた。

父親は「名前も挨拶文も入ってるし、これで十分だ」と言って、俺らの作った年賀状を3ケタ刷って本当に取引先や親戚に出した。
母親も笑顔で手伝ってた。

当時は疑問に思いながらも「自分がかたく考えすぎか？」と半ば納得していたけど、大人になってみると本気であり得ない。
あんな年賀状よこした会社があったら、取引を考え直す。

>>917
親としては、ちょっと嬉しかったと思うよ。
親の仕事に興味を持ってくれて。
「すみません。実は子供が作ったんです」
とか取引先で話してたかもしれん。

>>917
そんなんだから小さい会社しか経営できないんだろ