引用元:風俗はまって人生転落した話
263:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 00:46:53.82 ID:0yevuVzZ.net.net
書き溜めとかないし、かなり遅レスになるけどよろしくお願いいたします。
264:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 00:50:20.43 ID:n/g5CmED.net.net
260:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/27(金) 23:27:06.12 ID:BjF7ovhS.net.net
275:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:11:03.42 ID:0yevuVzZ.net.net
俺は鈴木という名字のみ実名です。
えりなさんは仮名(源氏名も違いました。)
水村ゆかは下の名前が本名で、水村が仮名
山中は仮名、ただし本名も山の漢字がつきます。
265:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 00:51:57.41 ID:0yevuVzZ.net.net
メールの内容はこんな感じで送った。
「えりなさんお久しぶりです。鈴木たくまです。(名字のみ俺の実名)僕のこと覚えていますか?○○大学に通っていた童貞です。よろしければお返事下さいまっています。」
メールは無事届き、このメアドが存在することはわかった。
山中と二人で話ししながら、気長にメールを待ったが、なかなか返信が来ることはなく気がつけば眠りについていた。
267:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:01:01.55 ID:0yevuVzZ.net.net
俺「おい!山中起きろ!えりなさんからメール来てるぞ!」
山中「ん、なんだよ…寝かせてくれよ…」
俺「いいからこれみてみろって!」
俺は水戸黄門のように、山中に差し出した。
山中「え? まじかよ返信きてんじゃん! なになに…」
メールの内容はこうだった。
「久しぶり~ 覚えてるよ…俺くんのこと! ごめんね、突然やめちゃって…ちょっと色々あってね。就職活動うまくいったのかな?元気してる?」
俺は即座に返信した。
「一応、銀行に決まりました! あの…単刀直入にいいますが、会って直接お話がしたいです! べつに風俗じゃないんだからそういうことしたいとかじゃありません。えりなさんと直接お話がしたいです。」
268:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:02:57.82 ID:3aBhLaGt.net.net
270:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:05:11.49 ID:0yevuVzZ.net.net
「ごめんね…会うことはできないの。申し訳ないね… 元気で頑張ってね…」
その文面から伝わる力のなさに俺は肩から崩れ落ちた…
返信をこれ以上するきも起きなかった。 我にかえってみたら、やはり俺はいちかすたまーに過ぎない。
昔働いていた職場のお客さんから「会いませんか?」なんてメールがきたら、断るに決まってる。
ああ、はかない恋だった…風俗嬢とはいえはじめて、はじめて人を好きになったのに…
272:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:07:48.24 ID:YMagloOU.net.net
273:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:08:40.50 ID:0yevuVzZ.net.net
3年の後期で、風俗とバイトにどっぷりつかっていた結果、実は重要な必修科目を落としていたのだ。単位数は足りていても必修を落としていたら卒業はできない… 4年の全期…俺はあせりにあせっていた。
280:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:22:27.82 ID:cefTto2n.net.net
大学には着物を着た女の子や、スーツをばっちり決め込んだ野郎共が笑顔と涙で社会への門出を祝おうとしている。
俺「山中…卒業おめでとう!」
山中「お、おう!」
俺「なんだよシケた面しやがって…」
山中「すずき…」
俺「はは、気にすんなって内定して留年なんてよくあるはなしだろ?(笑)」
山中「」
俺「今日はお前の卒業を祝って俺がおごってやるからさ」
山中「うん、ありがとう…」
283:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:28:15.31 ID:3aBhLaGt.net.net
取得ミスしてないからわからんが死ぬ気で大学と掛け合ってもダメなものなのか?
284:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:29:55.28 ID:cefTto2n.net.net
これがダメなんだよ
どんだけ教務にかけあったか
290:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:45:42.56 ID:3aBhLaGt.net.net
辛く悲しい…
どうしたらよかったんだろうな
銀行に相談して前期授業の時間だけ抜けさせてもらうとか…てそんなに甘くないか…
285:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:33:02.19 ID:cefTto2n.net.net
「俺留年しましたー(笑)」って恥さらして笑って、もっといいとこに内定とってやるって意気込んだ。
286:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:37:36.98 ID:cefTto2n.net.net
最後に山中に握手を求めた。
俺「山中…頑張れよ」
ちなみに山中は證券会社に勤めることになっている
山中「おう! すずきもがんばれよ!内定とったら連絡しろよ あと卒業も確実にな!」
俺「うん!」
ガシッ
じゃあまたな…
288:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:42:09.52 ID:cefTto2n.net.net
1年生の時…入学したときにみたキャンパスの色と今みるキャンパスの色は本当に違ってみえた。多少はかわったが、ほとんど変わっていないはずなのに…
大学5年といやあ、そりゃあぼっちだ。俺は寂しくひとりで授業を受け、寂しくひとりで帰る。
予想はしていたが、意外とぼっちに慣れていない俺にはつらいものがあった。
291:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:47:30.51 ID:cefTto2n.net.net
ゆかちゃんはザリア充みたいなグループ四人組だった。きずかれないふりをしたが、向こうから声をかけてきた。
水村ゆか「あ! 鈴木さん! え、卒業したんじゃなかったんですか??」
こいつはいきなり傷口に塩をぬる
俺「はは、ちょっと必修落として留年しちゃって、」
水村ゆか「そうなんですか、なんかごめんなさい! 頑張ってくださいね!」
俺「うん、ありがとうじゃあまた」
去り際に聞こえた…
水村ゆかの友「なにあいつきもくない??」
水村ゆか「だよねーはは バイトの先輩だったのよねー」
たったこれだけのことだったが
次の日から俺は学校に行かなくなった
293:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:50:14.57 ID:XTBBkoDO.net.net
295:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:51:16.63 ID:cefTto2n.net.net
大学5年前期4月
ここから俺の引きこもり生活が幕をあける
321:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 08:15:45.43 ID:/4G2w9LC.net.net
わかる、わかるぞ
296:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 01:52:49.91 ID:3aBhLaGt.net.net
だが安心しろゆかのセリフで俺の心もしっかり折れたぞ
298:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:03:15.54 ID:0yevuVzZ.net.net
俺「あ、もしもしかあちゃん?」
母「久しぶり?無事卒業決まった?」
俺「その件なんやけどな…」
母「」
俺「留年きまってん、内定もおじゃん」
母「あんたなにいうてんの? 単位順調やって、いってたやないか!」
俺「ごめん…」
母「授業さぼってたんか?」
俺「いや…ちゃんと行ってたけど」←ちゃんと風俗とバイトに行ってました。
母「そうか…まあでも決まったもんはしゃあないなぁ、なんぼゆうても無理なもんは無理やからな。切り替えるしかないやろ? しっかり切り替え!いつまでもぐちぐちしてたらあかん! わかった?」
俺「うん…」
母「仕送りも今まで通りするから?
それでいいやろ?ただし、次は絶対卒業しいや? 当然なにがあるかわからんけど、そのつもりでがんばんなさい。それじゃあね」
ベッドに寝転びながらこのときの電話でのやりとりを思い返していた
299:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:06:45.30 ID:OmNZYrOi.net.net
300:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:06:55.12 ID:KnG1Leuk.net.net
301:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:09:04.90 ID:0yevuVzZ.net.net
それが嫌になって漫画を読んだりゲームをして現実から隔離された世界へ逃げようとする。
誰とも会いたくないから、昼夜逆転。人が寝てる時間に起きて、起きてる時間にねる。
学校もいかず、学費をふりこんでもらい、生活費をもらって何もせずただ寝るだけ。表現しようのないクズ…
こんな生活を続けてもう5年前期が終わろうとしていた。
302:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:11:13.51 ID:OmNZYrOi.net.net
304:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:14:31.18 ID:0yevuVzZ.net.net
今度ばかりはさすがに電話はできなかった。完全に引きこもっていたのだから…
しかし、実家に成績が送られ両親は驚愕する。すべて「失格」になっているため授業に出てないないことは明白だった。
もちろん親からの鬼電
しばらくとらなかったが、勇気を振り絞り電話をとることにした。
306:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:22:01.62 ID:0yevuVzZ.net.net
俺「ごめん…」
母「成績表みたけど、あんた実家にいってへんかったんやな?」
俺「うん…」
母「あんなぁ、これだけはゆうとくよ? 辛かったら辛いってなんで言わへんの? この時期に辞めるのなんてもったいないかもしれんよ? でもほんとに辛かったら辞めるのも大事やで!
あんた自殺でもしたんかと思ってたんやで…あんたのアパートまでお父さん行こうと思ったんよ。
いいか?別に大学卒業していい会社に入る人生をあんたに送って欲しいなんて思ってない!好きに生きたらええんや?けどな、人に嘘ついたり心配かけるようなことだけはするな! わかったか?」
俺「うん…」
母「なにがあったか知らんけどな…あんた、一旦こっち帰ってき? 大学に復帰する気あるなら休学したらいいやろ?」
俺「わかった…ありがとうかあちゃん…」
307:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:22:44.23 ID:0yevuVzZ.net.net
訂正
実家にいってへん→学校にいってへん
309:素人童貞 ◆D8jgp6UwIsxV @\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:26:05.37 ID:0yevuVzZ.net.net
一旦離れることになった。
でもこのとき誓った。必ず、この街に戻ってくると…
第3章 ~帰省~ 終
310:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:36:28.07 ID:OmNZYrOi.net.net
311:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:40:21.99 ID:YMagloOU.net.net
イッチ頑張れよ
世の中必ず味方はいるもんや
312:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 02:41:55.13 ID:YMagloOU.net.net
315:名も無き被検体774号+:2016/05/28(土) 04:28:49.38 ID:qKxHGdFi1.net
326:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 08:50:52.02 ID:pB2XjpXE.net.net
327:名も無き被検体774号+:2016/05/28(土) 09:00:59.75 ID:CaZAsjIfc.net
328:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 08:58:22.52 ID:T04Juasp.net.net
叱ってやれば主も転落せずに済んだかもしれないのに
329:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 09:45:38.02 ID:rULJHbLf.net.net
おれらがいるやろ
330:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 10:01:33.08 ID:OmNZYrOi.net.net
331:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 10:37:11.31 ID:GjbZbNRp.net.net
324:名も無き被検体774号+@\(^o^)/:2016/05/28(土) 08:36:48.89 ID:8uJmdd6o.net.net
2424:ふよふよ速報。管理人:2424/24/24 24:24:24.24 ID:huyosoku.com
こんなお母さんいないよ。大事にしてほしい。あと水村さん?女から見ても不快だわ。。。
水村さん、ほんとはキモいとか思っていないけど友達に合わせて「だよねー」と言ってしまっただけかもしれない
だとしたら切ないな…
お母さんがいい人過ぎて、そのお母さんの立場になって考えると気の毒すぎる。でも若いうちって親のありがたみも親の気持ちもそこまで頭に入ってこないよね。自分もそうだった。
※2
コレね。本当に心からキモいと思ってたならまず声をかけないからね。バイト先では普通に話せていたみたいだし、水村さんも学校で生き抜くためには仕方がない同調だったのかもしれない。まあ、発言そのものは酷いけれどね。