1:【代行】:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:W6Dd9lBq0
>>1ID:lbar7/y70
5:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
私
大4
171cm55kg
黒髪ワンレンショート
冨永愛に似てるとよく言われる
相手
ちょうど10歳上
本業+コンビニ店員の二足のわらじゃー
黒髪ロング
友達いわく見た目ドSっぽい
180前後、細身
オレンジレンジのヤマトに似てると思ったけどさっき画像検索したら大して似てなかった
6:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
3泊4日の旅程中、2日目の夜、私達は酔い止め薬を求めその街きっての繁華街から少し離れたを放浪しておりました。
コンビニにあるかなーと、たまたま入った某店舗。
ふと視線を遣った先、やや疲労感を漂わせながらレジに立つ店員さんに尋常ならざるトキメキを覚え、一瞬にして思考の一切を持っていかれました。
目鼻立ち・髪型・体型・姿勢・雰囲気等、彼が身に纏う全てがドストライクどころの騒ぎではなく、時間にしてコンマ数秒、めでたく私は恋に落ちたのです。
途中まで書き溜めてるんですが、レベル低いのでゆっくり投稿になりそうです…
2:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:3XB4hwLQO
7:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
まあでも多少エピソードがついてるだけでやってることは大して変わらんかと
結局コンビニに酔い止めはなく、でもその前にアイス食べたいねーなんて話してたので、とりあえずそこでアイスを購入。
残念ながら彼にはレジをしてもらえず、再び酔い止めを求めて街に繰り出した私達。
アイスを貪りながらコンビニにはどうやら売ってなさそうだと判断したので、薬局を探すことにしたのですが、いかんせん土地勘が無いもので、手っ取り早く場所を聞こうと提案しました。
勿論あのコンビニエンスストアで。
にやついた友達に言われました。
「あの人と話したいだけでしょ?」
当たり前です。
9:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
ちょうどその時彼のレジ前にお客さんはおらず、右手の自動ドアから直角に入店し、
「あの、すみません、ここら辺に薬局はありますか?」
と、すかさず尋ねました。
すると彼はややたどたどしく身振り手振りを交えて薬局までの道のりを一生懸命教えてくれたのですが、私はというと、あまりにも魅力的な容姿に目を奪われ、話を聞く中でローソンありすぎわろたとぼんやり思う以上の思考は停止しており、重要な情報は右から左でした。
40秒程して少しの達成感と不安の入り交じった表情を浮かべながら小首を傾げる彼の様子から察するに、どうやら説明が終わったらしかったので、努めて爽やかにお礼を言って退店。
外で待つ友達がアイス食いながら話し掛けて来ます。
「近くにあるって?」
「ん?聞いてなかった」
ちょっと彼女がおこだったので、私は慌ててかろうじて耳に残ってる単語と視界の端に映った仕草を繋ぎ合わせて、薬局までの道のりを示しました。
「あっち…ローソン…向かい…右!」
奇跡的に着きました。
10:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
コンビニとホテルはそんな離れていないし、明日またいたら連絡先渡そう、いや、でも明日シフトに入ってなかったら、いや、でも…
葛藤に次ぐ葛藤により、私の2Dバストは爆発寸前、否、爆発しました。
「ねぇ!やっぱ連絡先渡してきて良いかな!」
前を歩いていた二人は振り返り驚いていましたが、すぐに笑って
「いってこーい!」
と、一緒にコンビニまでの道を戻ってくれました。
3:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:9YaJl+tAO
8:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:3XB4hwLQO
そうなの?(´・ω・`) じゃあひと夏のノリでセクロス
11:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
なんでもいいよw
スレ開いてくれてくれてありがとう!
私は、名前・電話番号・メールアドレスの書いてあるくまちゃんのカードを財布に常備しているので、何か書くものをと慌てふためく友達をスマートに制しました。
三度コンビニに入店する私。
友達も入って来て、正直外で待っててくれよと思いましたが黙ってました。
連絡先を渡すためだけに話し掛けるのもいかがなものかと思ったので、さして飲みたくもないチューハイを手にしてレジに向かいます。
友達二人の視線が気になりましたが、レジとの距離が近付くにつれてそんなこと言ってる場合ではなくなってきます。
そして、前のお客さんが捌かれ、再び、彼の、目の前に、立ち、ます。
12:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
「さっきはありがとうございました。薬局、見付かりました」
「良かったです」
レジから身を乗り出し年齢確認ボタンを自ら押す彼は、はにかみながらそう一言。
私はバッチリ目線を合わせながら、お釣りとレシートを受け取り、
「あの、これ」
と、連絡先が書かれたカードを渡しました。
彼は頭に疑問符を浮かべて差し出されたカードを受け取り、見、目を見開きました。
「え?え?…え!?」
と、思いっきり動揺してカードと私を何度も見比べ、更に私と自身を交互に指差す様があまりにも可愛らしくて、私は思わず笑ってしまいました。
13:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
と困惑気味に聞く彼に、私は全力で頷いて応えます。
「惚れました」
満面の笑みでそう言って、一瞬彼がヘラっと笑ったのを見届けてから内心心臓バクバクで颯爽と店を後にしました。
やべぇ友達置いてきてもーた、と50m程進んだ所で振り返ると、走って追ってくる友達。
私は一人だと歩くのがとても速いのです。
「やばい!すごい!」
「尊敬する!うける!」
「ふっ、よせやい」
的な会話をぎゃーぎゃーしながら私達はホテルに帰りました。
翌日早いのと疲れていたこともあり、ホテルに戻ってお風呂に入って即就寝という流れでした。
私も、朝起きたらメール来てると良いなー程度の淡い期待を胸に眠りにつきました。
15:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
私のスマートフォンがけたたましく鳴り響きます。
寝惚けながら約3秒聞き流して、画面を見て理解しました。
そうそれは紛うことなき着信音1。
通知されたのは未登録の携帯番号。
てかいきなり電話かよ!
心の中で突っ込みつつ、よ!のタイミングで着信に応答しました。
「もしもし」
「あ…もしもし、冨永さんですか?」
「はい、冨永です」
「あの…コンビニの…」
もうにやにやが止まりませんでした。
友達が起きる気配がしたので、部屋からそっと出ました。
14:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:3VIF9KPS0
17:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
「いきなり電話ですか、びっくりしました」
「あー…そうだよね、ごめんなさい」
「でも連絡くれてすごく嬉しいです、ありがとうございます」
「こちらこそ、嬉しかったから、すぐ電話してしまいました」
「さっきめっちゃ動揺してましたね」
「そりゃあするよ!だってないでしょこんなこと」
「ないの?」
「ないよ!え、ある?」
「ないですね」
「でしょ。あの後お客さんのビール落としたりミスしまくって、心配してきたパートのおばちゃんに事情話したら爆笑された…」
「それは申し訳ないww」
「冨永さんは…なんていうか、アグレッシブですね」
「アグレッシブwや、旅の恥はかき捨てかなと思って」
「なるほど」
「てか冨永さんって、かなり若いですよね?」
「かなりかどうかは分からないですが、今年22になる歳です。ギリギリ大学生です」
「22…わ、若い…」
「でもそんな変わらないですよね?いくつですか?」
「……31」
「え!見えない!20代半ばかと思いました!」
「おっさんでごめんなさい…」
「おっさんてww」
16:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:3XB4hwLQO
18:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
「お名前、名字あれ何て読むんですか?」
「がねこです(※ヤマトの苗字、漢字だと我如古。いかつすぎわろた)。一発で当てられることなかなかない」
「へ~。下の名前は?」
「ヤマト」
「ヤマトさん」
「普通でごめん」
「いや、普通に良い名前だと思いますよ」
「そういえばヤマトさんって背高いですよね。私も相当高いんですけど、ヒール履いてたのに目線同じくらいだったからー」
「あぁ、うん、178とか」
「何かスポーツやってたりしました?」
「バレーボールやってた、中学の時だけだけど」
「私もバレーボールやってました!中学の時だけ!ポジションはなんやかんや」
20:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
途中ヤマトさんが時間を気にしてくれて、名残惜しかったのですが、
明日朝早くから体力使うことをするのでということをお伝えして、終了。
話してみてますます惹かれてしまった私は考えました。
この旅はもう一泊ある、ヤマトさんも明日は本業のみと言っていた、このまま帰るのは嫌だ。
私の入室によって目を覚ましてしまった二人に、明日の夜抜けても良いかと尋ねると、
彼女らは無言で親指を立ててくれました。
愛してる。
19:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:3XB4hwLQO
イイネ(´・ω・`)
21:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
私は即着信履歴からお誘いメールを送りました。
それに対して、
・明日最終日なのに大丈夫?
・仕事終わるの20時~21時くらい
・それでも良ければ仕事終わり次第連絡してもいいですか?
とのことだったので、無論快諾し、連絡待ってます、
楽しみですとの旨を返して、就寝したのは結局午前2時を回っていました。
22:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
夜が更けるに連れて私の鼓動の高鳴りは激しさを増して行きます。
しかし、20時になっても21時を過ぎても一向に連絡が来ることはありません。
仕事が長引いてるのだろうかと考えましたが、21:30を回って、メールを送っても反応なし。
21時を過ぎてから「連絡きたー?」と10分に一回友達に聞かれる度に、
何でもない風を装って「こなーい」と返答するも内心テンションはがた落ちしていくばかりです。
21:45、電話をかけます。応答なし。
さすがにぶっちされたかな、と諦めの境地に入った21:51、ヤマトさんからメールがありました。
23:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
予定より仕事が押してて大分待たせてしまってる。
もう少しで終われます!
追撃で、
本当にごめんなさい!
と。
もう、好き。
私のボルテージは一気に上がり、呻き声とも雄叫びとも判別つかない奇声(低音)を発しました。
「連絡きたの!?」
とすかさず反応してくれた友達に無言で何度も頷いて、言葉にならない喜びを必死に伝えました。
それから待つこと10分強、ヤマトさんからの着信です。
「本っ当にーごめん!すごく忙しくて、気付いたら21:30で、でも携帯触れる余裕もなくて…」
私がフォローの台詞を挟む隙もなく、あわあわとひたすら謝罪の言葉を並べるヤマトさんに笑います。
24:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
「するわけない!本当にごめん」
「今から会って貰えますか?疲れてません?」
「俺は全然!むしろ時間大丈夫?」
「平気です」
ホテルの近くの派手な建物の前で待ち合わせをして、通話終了。
私はローテーブルの上に無造作に置かれたルームキーをひったくると、
部屋着でくつろぐ友達二人に敬礼をしました。
「では、行ってまいる」
「いってらっしゃ~い」
にやにやしながら手を振って見送る友達を背に、いざ出陣です。
28:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
目にもまばゆいネオンギラギラのビルジングが見えてきます。
旅先のテンションですっかり警戒心を失っていましたが、
道中、知らない土地でこんな夜更けにほぼ初対面の人と落ち合うってやばくねーかとふと思いました。
が、そもそも性衝動だし、どうせ相手もそうだろうしまあいいかとすぐ納得。
でも向こうが仲間連れてきて複数とかになったら嫌だなーなどと
純度の低い貞操観念と会いたい気持ちの葛藤をしている間に、
信号を渡ればすぐ待ち合わせ場所、というところまでやってきました。
すぐ行くとは言ってくれたものの、本業の職場とコンビニ、
つまり待ち合わせ場所とはやや距離があると聞いていたので、
10~20分は待つ覚悟で居たのですが、信号が青に変わった瞬間、
なにやら向かいから走ってくる人影が。
ヤマトさんでした。
29:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:lbar7/y70
息を切らしながらの開口一番、何度も聞いた謝罪の言葉を彼は再び口にしました。
「気にしなくて良いですって。こっちから誘ったんですし、
むしろお忙しい中時間を割いて頂いてありがとうございます、うれしいです」
「ありがとう…」
「ていうか、早いですね!」
「うん、タクシー使ってきた。ここらへんあんま治安よくないし、一人で待たせるの不安だったから」
ここで捕捉をしておきますが、スペックをご覧いただいてもわかるように、
私は成人男性の平均程の身長がある上に顔面偏差値が低く、更にがさつであるので、
普段の生活において女の子扱いされることがほぼないのです。
無論バイトでもパワー要員です。
ので、この発言で軽いジャブをいただいた後、彼はおもむろに自身のジーンズのポケットを漁り始め、
見覚えのある一枚のカードを取り出しました。
「これ、本当に嬉しくて。持ち歩いてる」
はにかみながら見せてくれたのは、私の名前と連絡先の書いてあるあのくまちゃんのカード。
どこの乙女ですかと。
萌え殺されるかと思いました。
31:名も無き被検体774号+:2013/07/29(月) ??:??:?? ID:3VIF9KPS0
38:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
小一時間ほど時間出来たのでちょっと続きを投下します!
さて、昨晩送ったメールでご飯ご一緒しましょうとお誘いしたものの、
私は既に友達と夕飯を済ませていました。
仕事終わりのヤマトさんはさぞ空腹だろうと思いましたが、彼も大してお腹空いていないとのこと。
私達はとりあえずゆっくりできる場所に移動しましょうと、近場の居酒屋に入りました。
カウンター席に通されたのですが、その瞬間今日は最低接吻まではいけるなと確信しました。
着席し、ヤマトさんはハイボール(角)を、私は島美人の水割りをオーダーしました。
「未だにこの状況が信じられない」
「え?」
「何か騙されてるんじゃないかと…」
私は笑いました。
「別に宗教の勧誘したり壷売りつけたりとかしないので安心して下さい」
彼も笑ってくれました。
「あの、さ。昨日、何で声かけてくれたの?」
「うーんと、ヤマトさんが好みのタイプとかいうレベルじゃなくて、連絡先を渡さずにはいられませんでした」
「えぇ~…そんな良いもんじゃないよー」
「良いもんですよ。最初は見た目だけで声かけましたけど、電話してくれてお話できて、もっとヤマトさんのこと知りたいと思ったので、誘ってみました」
「…ありがとう」
39:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
「そうですねw私はモテないので、自分からいくしかないんです。うじうじ悩んでる間に相手に彼女が出来たら嫌じゃないですか」
「たくましいw」
お酒の力も借りて徐々にヤマトさんの緊張?警戒?が解れてきた頃、私は気になっていたことを聞いてみました。
「昨日の電話でさ、彼女”は”いないって言ってたけど、他に何かいるの?」
「うーん…」
「結婚してるの?」
「ううん」
「婚約者?」
「ううん」
「好きな人?」
「いないかな」
「ん?セフレがいるとか?」
「いやー…」
と、何ともはっきりしない様子で首を掻くヤマトさん。
まさかゲイきたか?と考えていると、彼はポツリと呟きました。
「バツイチなんだよね」
私は特に何の衝撃も受けなかったので、至極ライトに相槌を打ちました。
40:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
「えっ、ずいぶん最近だね」
「そう」
「子どもは?」
「いる」
「一人?」
「ううん」
「二人?」
「いやー」
「三人?」
「三人…でもない」
「えっ、四人?」
無言で頷くヤマトさん。
「頑張ったねww」
私は思わず笑ってそう言いました。
「どっちが引き取ったの?」
「一番上の子だけ、俺」
「えっ、今日大丈夫?」
「うん。兄貴と一緒に暮らしてるから、面倒見てくれてる」
「あ、そうなんだ。それは心強いね」
「そう、すっごく助かってる」
「一番上の子は、どういう経緯で引き取ったの?」
「自分の意志で、ついてきてくれた」
「そっかー…それは嬉しいね」
「うん、すごく嬉しかった」
41:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
「だから、すごく申し訳なくて」
意図が分からなかったので、私は眉をひそめます。
「何が?」
「だってさ、せっかくこう…連絡先を渡してくれたってことは、その、好意を持ってくれた訳じゃないですか」
「はい」
「…なのに、こんなおっさんだし、バツついてるし、子どもまでいて…」
彼の声音は次第に尻すぼみになって、目線も反らされてしまいした。
「10歳上でも、バツイチでも子持ちでも、ヤマトさんの印象何も変わらないよ?」
本心でした。
「…そう?」
「うん。むしろ、こんな初期に教えてくれて、好感度上がった」
「えー…でも、うーん、隠しててもしょうがないし」
「でも、子どもいることが申し訳ないっていうのは言っちゃ駄目だよ。せっかく上の子なんてお父さんについてきてくれたのに」
「そうだね…じゃあ、申し訳なくない」
「うん、よろしい」
「ほんとに、親の勝手で子ども達には寂しい思いをさせてしまって…謝っても謝りきれない」
ちび、とグラスに口をつけるヤマトさん。
私はこのとき、彼にはどうか幸せになってほしいと、心から思いました。
そしてあわよくば、彼が一番の幸せを感じるときに、私もそばにいたいと。
42:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
「全然。私から切り出したんだし、それにヤマトさんのこと知れて嬉しい」
「そう?俺根暗だからさー。話しててつまらんくない?」
「根暗なんだw超楽しいよ」
「兄貴は俺と正反対なんだよね。行動力もあるし、多分兄貴と話してた方が楽しいと思う。ごめん」
「そうなんだー。会ったことないからわからないけど、でもじゃあヤマトさんと話して楽しいってことは、お兄さんと話しても退屈かも」
ヤマトさんははにかみます。
たまに見せるこの表情が、私はたまらなく好きなのです。
「愛ちゃんは彼氏いないの」
「いたら声かけてないよ」
「どーだか」
「え、ちょっ」
「最後にいたのいつ?」
「今年の1月27日。ふられたー」
「おお細かい…なんでだめになっちゃたの?」
「あーそれ聞く?そういえば元彼もまた根暗だったな…」
家族の話、ヤマトさんの学生時代の話、今までしたバイト、旅行どこ行ったことあるか等々、とりとめのない話は尽きません。
43:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
「ううん、度入ってる」
「よかった―、私ダテメガネかけてる人許せないんだよね」
「なにそれ(笑)メガネないと生きていけないよ、俺」
「ちょっととってみてよー」
「ん。何も見えん」
「視力いくつ?」
「0.02とか。このくらい近付かないと、見えない」
ヤマトさんが言う「このくらい」とは、あと5㎝で鼻と鼻がぶつかる距離でした。
「無理!」
「え」
「顔面の破壊力が!」
「はかいりょく?」
「かっこよすぎ!そして近い!」
顔面同士はすでに離れていたものの、どっか血管切れてんじゃないかと心配になる程にしばらくドキドキしました。
ヤマトさんは慌ててメガネをかけて、グラスに三分の一ほど残っていた残波を飲み干しました。
44:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
お互いにだいぶ良い気分になっていた頃だと思います。
「そう?普通じゃないかな」
「白いよー。白い方がいいよー」
「でもこの旅行で結構焼けたんだよ。肩赤くなっちゃった。日焼け止め塗ってたんだけど」
「ほんとだー。かわいそうに」
そう言って、手の甲で私の肩を撫でるヤマトさん。
ちなみにこのとき私はノースリーブのマキシ丈ワンピースを着ていたので、肩丸出しでした。
つまり素肌を触られたわけです。
そして余談ですが私は酔っぱらってくると無性にひと肌に触れたくなるタチです。
ある程度はもちろん自制できますが、そんなことされたらムラムラするじゃあないですか。
45:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
「でしょ?」
私たちはお互いの椅子の肘掛けに乗せた腕を見比べます。
そして視線はそのままに、座席という名の見えない壁を私は打ち破りました。
「ヤマトさんってさ、良い血管してるね」
私は彼の前腕を両手で包み込んでとり、ひっくり返すと、関節付近から延びる静脈がよく見えました。
「採血しやすそー」
「あ、前言われたことある」
相槌を打ちながら私は、浮き上がった血管を両拇指で軽く圧しながら手首までたどってゆきます。
「爪もきれいだね」
そのままヤマトさんの親指の付け根あたりを自身の親指で擦りながらそのようなことをほざけば、
彼が自ら指を絡ませてくるのに数秒とかかりませんでした。
計画通り。
46:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:9JZl0FyS0
47:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:A6EpP6kiO
ありがとうございます。(´・ω・`)
50:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
それはなによりww
52:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
会計はお通し代+飲み物代で、二人で4500円強だったと思います。
ヤマトさんは仕事終わりにも関わらず結局お通し半分程度しか食べませんでした。
私の方が飲んだので25出そうとしたところを制され、
店員さんにはヤマトさんが全額出してくれましたが、
私がものすごく変な顔をしたので「じゃあ1000円…」と言わせ、渡しました。
ごちそう様でした。
53:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
会計時に一旦離れた手は、どちらからともなく繋がれていました。
無論恋人繋ぎってやつです。カップルに見られてたらいいなあ。
「どこに向かってるんだろう」
言ったのはヤマトさんです。
ちなみに方角は私の宿泊先とは真反対でした。
居酒屋の面する国道沿いから住宅地、路地裏を経てふらつきながら15分ほど歩いたでしょうか。
いつの間にか向かって左手に、ポツンとラブリーなホテルが佇んでおりました。
あー入るんだろうなーと考える私をよそに、ヤマトさんはやや場違いなその建物を華麗にスル―し、
すぐ近くの公園を抜けて、たどり着いたのは海岸でした。
54:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
「海だねー」
深夜の海岸初体験な私のテンションは上がりました。
私はスカートの裾を持ち上げて、くるぶしまで海に浸かります。
「おお、いくねえ」
「サンダルだから。って、えww」
スニーカーだったか革靴だったか、とにかく足全体を布で覆う系の靴を
履いているにも関わらず、ヤマトさんは海に入って私の隣に立ちます。
私は彼を急いで上がらせて、どうやら浸水は免れたようでした。
「どっか座ろっか」
「うん」
「いっぱい歩かせちゃって疲れたでしょ?」
「平気。歩くの超得意だから」
「得意?(笑)じゃあまあ、さっきの公園にでも戻りましょうか」
「ヤマトさんが気にしないなら、ここがいい」
「俺は全然いいけど」
ということで私たちは深夜の海岸、砂浜の上に腰を下ろしました。
55:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
「へー」
「だからあんまり眺めよくないんだよね」
幹線道路をぼんやり見つめながら、ヤマトさんは呟きました。
内容の無い会話をしばらくしていると、不意に、途切れました。
私は左隣のヤマトさんの横顔をじっと見つめます。
割と締りのない顔で前を向いたままのヤマトさんは、私の視線に気づく気配がありません。
ので、試しに頬に口づけてみました。
無反応です。
構わず2回3回と繰り返していると、突然ヤマトさんが私と反対方向に倒れました。
見ると、空いている方の手で顔を覆っています。
「…もぉー!」
「なに、どうしたの?」
「どうしたのじゃないでしょー!」
「え、嫌だった?」
繋がれたままの手を引っ張ってヤマトさんの体勢を戻しました。
「嫌くない!全然いやくない!むしろ…嬉しいんだけど、」
「だけど?」
尋ねつつ私は再度頬に唇を寄せました。
ヤマトさんが再び倒れます。
「やっぱり嫌?」
「いやくないって!けど…だけど…昭和男児は、こういうの…恥ずかしくてたまらんのです…」
私はこの男に殺される、そう確信しました。
なにこの可愛い生き物。
57:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
ヤマトさんは耐性がついてきたのかいちいち倒れなくなりました。
それでも構わず頬やこめかみや顎にキスをしまくって遊んでいると、
急に真顔でこちらを向いた彼に唇を奪われました。
すぐに何事もなかったようにくるりと正面を向くヤマトさん。
私は緩む頬を抑えもせずに言いました。
「もう一回!」
ヤマトさんも笑います。
真夜中の海岸で、私たちは何度も何度も唇を重ねました。
58:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
横座りをしていた私は膝立ちになり、私の胸に頭を預けるヤマトさんを見下ろします。
とてつもない愛おしさが込み上げてきて、抱擁を返したかったのですが、
腕ごと抱きしめられていたためにそれは叶いませんでした。
「…押し倒してしまいそう」
くぐもった声が聞こえてきて、その内容に私は一瞬驚きましたが、もちろん不快感はありませんでした。
「いいよ?」
「…だめ」
より一層強く抱きしめられ、地面が砂浜ということもあり、
バランスを崩した私は体勢を立て直そうとすることもせず
ヤマトさんのひざを枕にして仰向けに寝転びました。
59:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
「いいよ別に、後で払えば」
ヤマトさんは私の額から頭頂をゆっくり撫でます。
とても心地が良くて、このまま眠れたらどんなに幸せかと思いました。
「星、見えない」
「あー…曇ってるねー」
「晴れてたら見える?」
「多少はねー」
「多少かー」
私と同じく空を仰いでいたヤマトさんが下を向き、視線がかち合いました。
そのまま顔が近づいてきて、一瞬唇が触れました。
「もう一回」
ヤマトさんは笑って首を横に振ります。
「じゃあ抱きしめてもいい?」
「うーん、いいんじゃないかな」
微妙なOKサインを頂いた私は、ヤマトさんの腿を挟む形で膝立ちになり、頭ごと抱きしめました。
60:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
何やら彼の手の動きが怪しくなってきました。
最初は服の上から臀部をさすっているだけでしたが、私が指摘しないでいると、
スカートの中に手を入れてきて、直にお尻を揉みしだき始めたのです。
「こらこら(笑)」
「…だって、そういうことするから」
「どういうこと?」
お尻を揉まれたくらいでは多少くすぐったい程度で済みますが、
さすがに際どい部分を下着の上から撫でられては心中穏やかではありません。
「!」
どうしたものかと考えている間に、ついに下着をずらされ体内に指を入れられました。
61:名も無き被検体774号+:2013/07/30(火) ??:??:?? ID:3ZMihXZ30
「…したい。けど、しない」
「?良いって言ってるのにー。さすがに屋外は嫌だけど」
しかしヤマトさんは手を止めて私を抱きしめました。
それから何度か上記のようなやり取りを繰り返しますが、
彼は途中で手を止めては自己嫌悪の呻き声を上げて私にしがみつきます。
「こんな中途半端に触られたら生殺しもいいところなんだけど」
率直な気持ちを申し上げるとヤマトさんはピクリと反応しました。
「…すみません、やめます」
やめるんかい
68:名も無き被検体774号+:2013/07/31(水) ??:??:?? ID:Kn3bgNVu0
78:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
ヤマトさんは言いました。
手を引かれるままについていって、彼が歩みを止めたのは先程通りすぎたラブホテルの向かいの歩道。
「考える」
そう言ってヤマトさんのシンキングタイムがスタートしました。
ヤマトさんは、しゃがんでみたり、顔を覆ってみたり、唸ってみたり、頭を抱えてみたり、後ろを向いてみたり、
間で思い出したようにキスや尻揉みやハグを挟んでみたり…見てて笑ってしまったほど本気で悩んでいました。
「私ラブホ入ったことないやー」
「え!?えっ、彼氏いたんでしょ?どゆこと?え?え?」
何気なく言った一言でしたが、予想外に食い付かれました。
「いたけど、一人暮らしだったから。ご利用する必要がなかった。お金もないし」
「あぁ」
「残念?」
「いや」
そして彼は再び悩み始めました。
79:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
少なくとも5分は経過した頃だと思います。
結論が出たらしいヤマトさんは私の両肩に自分の手を乗せ、しっかりと視線を合わせました。
私は期待に顔を輝かせ、彼の次の言葉を待ちます。
「帰ろう」
私は相当びっくりしました。
そして相当落ち込みました。
「そんな顔しないでよ」
両手で私の顔を包み込んで、ヤマトさんは困ったように笑います。
そして手はそのままに、顔だけ下を向くと、盛大なため息を一つ吐きました。
再び顔を上げたヤマトさんは、切なげに眉根を寄せて私を見つめると、噛みしめる様に言ったのです。
「見れば見るほど可愛い」
想像してください。
恋人、片思いの相手、芸能人でも二次元でも、とりあえず自分の一番好きな容貌の人に、
顔を両手でホールドされて至近距離でそんなことを言われたら、どうなると思いますか?
嬉しいとか恥ずかしいとかやりたいとか超越して思考回路はショートしました。
まして普段外見を褒められることが滅多にない私です。
よく生きていられたなと今振り返ってみて思います。
80:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:YEJBgzZqO
85:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
わろたww
81:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
私は完全に拗ねました。
「スカートの中に手入れないで」
「…ごめんなさい」
「したくないんでしょ?」
「したくないなんて一言もいってない。むしろしたい。ていうかしたくてしたくてたまらない」
「じゃあなんでだめなの?」
「…」
「子どもに対して申し訳ないとか?」
「いや、そういうんじゃない」
「じゃあどうして?」
「…」
ヤマトさんは黙秘を続けます。
問い詰めるような視線に耐えられなかったのか、黙って私を抱き寄せました。
「逆になんでそんなにしたいの?」
暫くの沈黙の後、彼に問いかけられました。
「それは…この距離だし、もう会えないかもしれないから、思い出が欲しいです」
私がそう答えると、ヤマトさんは勢いよく身体を引きはがし、私の顔を凝視します。
心なしか少し怒っているようにも見えました。
82:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
張りつめていた顔はすぐにへたれて、彼は再び私を抱きしめました。
「…そういう関係になってしまうと、離れがたくなるから。帰したくなくなるから」
私は堪らなくなって、強く抱きしめ返しました。
今まで何人かとお付き合いしたことはありましたが、
こんなに胸を打たれたことは恐らくなかったと思います。
だって、こっちが病気でも持っていない限り、男性側にデメリットなんてないじゃないですか。
「…そんなこと言われたら逆効果なんですけど」
「ええっ」
83:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
そして彼の案内で、行きとは違う道から宿泊先へと戻ります。
「こんな若くて綺麗な人と手繋いで歩いてるとか、宝くじ当たるより奇跡」
「そんな価値ないけどw」
「でもそれを捨てるようなことをしてる。俺ってばか?」
「そうかもね」
「やっぱり…はぁ」
「でも、残念だけど、嬉しかった」
そう言うと、抱き寄せられてキスをされました。
「決意が揺らぐのでやめてください」
私は繋いでいた手を離して先を行こうとしますが、ヤマトさんは立ち止まっています。
「どうしたの?」
「…手だけ!…だめ?」
本当に10コも上なんでしょうか。
溢れ出る可愛さが留まるところを知りません。
私は思わず笑って、彼の手を取りました。
90:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
「うーん。どっちがリードするとかじゃなくてさ、一緒に並んで歩きたいですね、私は」
「良いこと言うね」
帰り道は言葉少なだったと思います。
唯一覚えているのが上記のやり取り。我ながらクサイな。
さて、楽しい時間はあっという間です。
相当ゆっくり歩いていたにも関わらず、行きよりもずっと短い時間でホテルに戻ってきたように感じました。
行きよりずっとヤマトさんのことを好きになっていたからでしょうか。
ヤマトさんはホテルの入り口を指して帰るよう私を促します。
私は首を横に振って駄々をこねます。
抱きしめて、ちゅーして、もう一回して。
時間稼ぎの触れ合いは、満たされるどころか焦燥感が募るばかりでした。
91:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
ヤマトさんは笑みを携えながら言いました。
大人の余裕というやつでしょうか。
「絶対会いに来るから」
「うん」
「…じゃあ、かえります」
「はい」
「…」
「どーした(笑)」
「…もう一回」
両手を広げると、ヤマトさんは自身の胸の中に私を収めてくれました。
ド平日だったので、ヤマトさんは勿論翌日(というか既に当日)も仕事を控えています。
いい加減相手に迷惑がかかると、本気で部屋に戻ろうと決めたとき、
「!」
ヤマトさんに強く手首を掴まれ、連れて行かれたのは私の背側にあった非常階段。
半ば抱えられるようにして階段を上り、踊り場に到達すると乱暴にキスをされ、身体をまさぐられ、
「ちょっと待てどこでスイッチ入った!?」と考えながらも全く思考が追い付かず、
驚いたのが9割、別人のようで怖かったのが1割あって、私としたことがうっかり泣いてしまいました。
92:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:EMka/2po0
93:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
しかし私は自分が泣いたことに驚いて、泣き止むどころか次から次へと涙が溢れて止まりませんでした。
「ごめん、ごめん。怖かった?ごめん、もうしないから…」
ヤマトさんは、返事をしたくとも上手く言葉を紡げない私を、
抱きしめたり、頭を撫でたり、額にキスをしたりして、どうにかして落ち着かせようと必死です。
「大丈夫、びっくりしただけだから、怖くないから…ヤマトさんのしたいことしてくれたら、私も嬉しい」
しゃくり上げながら何とか意志を伝えると、彼は私を階段に座らせて、
自身はしゃがみ込み、大きなため息を吐きました。
「泣いたりしてごめん」
「違う、違う。謝ることじゃない」
ヤマトさんは俯いて、なかなかこちらを向いてくれません。
涙がすっかり引いたころ、相変わらず下を向くヤマトさんの頭を撫でてみました。
何回か繰り返すと、ようやく顔を上げてくれたヤマトさん。
「する?」
彼は無言で頭を横に振ります。
「…でも本当は、触りたくて仕方がないよ」
暫しの沈黙の後発された言葉。
再戦のゴングでした。
95:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:qFHqTTcK0
96:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:EMka/2po0
99:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
パンツ「さらば地球よ」
97:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:12UxDum2O
別れてひと月程度なら連絡取ってみたら?
99:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
わあ、そんなこと言われて私が泣きそうw
でもそもそも付き合ってないんだーw
98:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
一緒に過ごした張本人からの印象を申し上げさせて頂くと、
「極めて気性の穏やかかつ温厚なはにかみ屋さん」です。
その彼が本能の赴くままに私の身体を粗々しく弄り倒してくるわけです。
正直堪りませんでした。
大分息が上がってきたのと、体勢がきつかったこともあり、私はヤマトさんに言いました。
「私もヤマトさんの、したい」
「えっ、いっ、いいよ…」
「やだ。ヤマトさんに気持ち良くなってもらいたいもん」
一瞬動きが固まった彼でしたが、私の眼前に自身の中心が来るように無言で立ちました。
私はベルトに手をかけますが、訳のわからない構造をしていたので手間取っていると、
自ら外してくれたので、そののちジーパンと下着を一枚ずつ下ろしました。
露わになったものの先端に口づけると、ヤマトさんの身体がピクリと震えます。
入るだけ口に咥えて頭を上下すると、たまに上の方から熱っぽい吐息が降ってきて、
私はそれにとてつもない興奮を覚えました。
101:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
堪らなく気持ちがよく、幸せでした。
私の口内に陰毛が侵入してきて、どうしようとりたいなーと考えていた時。
ヤマトさんは私の口から陰茎を引き抜いて、私の両脇に手を入れ立ち上がらせました。
「壁、手ついて」
切羽詰まった声色で言われ、指示された通りにすると、後ろから一気に挿入されました。
彼の波動砲はかなり大きい部類なので、かなりの圧迫感がありました。
足が震えて崩れ落ちそうになっても、ヤマトさんはそれを許してくれません。
が、10コスリ弱程で、彼は私の中から出ていきました。
どうやらフィニッシュしたようです。
「早すぎる…」
私じゃありませんよ。
恐らく自分の手の平に出したのでしょう、生命線あたりをじっと見つめて、
ヤマトさんは絶望していました。
102:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
盛大にため息をつくヤマトさん。
男性にとっては重大事件なのかもしれませんが、あまりにも凹むもので
私は大笑いしてしまいました。
「ごぶさただったんですか?」
「あたりまえでしょ。てかこれどうしよう…」
再び手の平を見つめてヤマトさんは言います。
私は汗ふきシート(フローラルの香り)を持っていたので、一枚渡しました。
手と、私に背を向けて下半身も拭いていましたが、今ヤマトさんのムスコは
フローラルの香りなのかと思うと一人でにやついてしまいました。
今思ったんですがあの時の陰毛はどこ行ったのでしょうね。
104:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
「えっ」
「生でしたのも初めてです」
「えっ…初めてずくしだね…」
「そうだねw」
非常階段を降りて、再びホテルの入り口です。
私はバッグの中にデジカメを入れていたことを思い出し、写真を撮ろうと提案しました。
一枚目は不意打ちでヤマトさんをピン写したので変な顔をしてます。愛しい。
一人は嫌だというので二枚目は二人で撮りました。
余談ですが決め顔のヤマトさんはくっそかっこいいです。
時刻は午前5時を回っていました。
今度こそお別れです。
ヤマトさんはオールなのと体力を使ったことで大分ふらふらでした。
再開を誓って最後に口付けをして、ヤマトさんの姿が見えなくなるまで後ろ姿を見つめていました。
108:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
部屋に入った瞬間どっと疲れがこみあげてきて、
そのままベッドに倒れこむようにして眠りにつきました。
起床し、午前中のチケットで帰る私たちは慌ただしくホテルを後にしました。
「ここはね、人工ビーチなんですよ」
タクシーの運転手さんは言いました。
そこは紛れもなく昨夜ヤマトさんと行った海岸で、どうやら私たちは
その時見上げた幹線道路上を走っていたようでした。
出発ギリギリ、
昨日のお礼、また会おうね、仕事がんばってね、首にキスマーク付けたなこのヤロウ
の内容でヤマトさんにメールを送りました。
私の胸は幸せでいっぱいでした。
107:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:EMka/2po0
109:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
ここまではな!w
111:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:x2/SItPI0
連絡先知ってるなら会いに行けwww
なぜそこで諦めるwwwww
113:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
もうちょっと経過知ってもらえれば分かるからもうちょいまってw
その上で諦める必要がないと判断するならまた考える
いまだに好きで好きでたまらないからな!
110:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:U94iOfFm0
112:名も無き被検体774号+:2013/08/01(木) ??:??:?? ID:yAKhPKfx0
飛行機で3時間弱!
時間は有り余ってるから大したことないが、
いかんせん財布がつらたん!
124:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
大学の友達、地元の友達、バイトの友達、元彼などなど。
中でも元彼に好きな人ができたと報告できたのは個人的にすごく嬉しかったです。
何人かに写真も見せましたが、かっこいいと言ってくれたのは極少数でしたww
まあ私がかっこいいと思っているから何でも良いんですが。
メールは一日2~3往復程度していました。
メール不精な私にとって、この頻度はべらぼうです。
ちなみにヤマトさんの顔文字のチョイスはものすごく女子力高いです。
このままで関係を終わらせるつもりなどさらさらなかった私は、
また会いに行ったら会ってくれますか、ということを聞きたくて、
6月某日、23時以降10分くらい電話できる?という内容のメールを送信しました。
返信はありませんでしたが、23時になりヤマトさんからの着信がありました。
どうやらちょうど仕事が終わったらしく、帰り道を歩きながらかけてきてくれたようでした。
125:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
「うん」
「近いんだっけ?」
「うーん、1時間くらい」
「え、遠いw」
「大体バイクなんだけど、たまに歩きたくなる」
「へーバイクのるんだ!」
「そうそう…てか暑い…」
「だろうね」
「髪切りたい」
「えーせっかく伸ばしたのに」
「いや、放置してたらこうなっただけ」
「まじかwでもめっちゃ似合ってるよ」
「そう?」
「うん、髪長くなかったら多分声かけてなかったと思う」
「そんなにw」
「うんw」
「髪切りたい理由は鬱陶しい以外にもあってさー」
「うん」
「職場のトイレの洗面台に、『髪の毛をまき散らさないでください』って張り紙がしてあってさー、明らかに俺へのあてつけじゃん?」
「wwそんなのわかんないじゃんww」
「いーや分かる。だって俺のいる階以外のトイレには貼ってないもん。好きでまき散らしてるわけじゃないのに…」
「ごめん笑っちゃうww」
「見るたびに凹むから、最近はわざわざ他の階のトイレ行ってまき散らしてる」
「まき散らしてるんじゃんwww」
127:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
「それがそう簡単に行かないんだよ」
「なんで?」
「サイドが短いから、どうしていいかわからん」
「あー、ていうかそういえばなんで横だけ短いの?」
「モヒカンの名残」
「モヒカンwwだったのww」
「うん、金髪の」
「金ww髪wwwめっちゃ見たいww写メ送ってww」
「探しとくwでもそんなことしてたから毛根が死滅したんだろうなぁ…」
「やめてwww」
ここでヤマトさんの毛髪事情を整理させて頂きますと、
黒髪の長髪オールバックで、後ろで一つに結っていますが、
サイドは刈り込みとは行かないまでも、3~4cm程度の長さです。
そして額の面積は顔面の約3分の1ほどを占めています。
ちなみに私の50代の父も黒髪長髪オールバックかつ年々後退する生え際に震える日々を送っていますが、
その父よりも広いかもわからんですwでも好き。
129:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
「あの、今日電話したかったのはですね」
「うん」
「私またヤマトさんに会いたくて、7月か8月にでもまたそっちに行こうと考えているんですけど、行ったら会ってもらえますか?」
「一人で?」
「うん。会ってもらえないなら行かないけど」
「もちろん会うよ!俺も会いたい。でも大丈夫?」
「大丈夫だよー」
「本当に?無理だけはしないでよ?」
「ありがとう、大丈夫。ていうか多少無理してでも会いたいし」
「うーん…本当は俺がそっち行けたら良いんだけど…」
「気にしないでー。子どもも仕事もあるんだし。しょうがないよ」
会いたいと言ってもらえたこと、心配してくれたことがとても嬉しかったです。
その後も、好きな音楽の話(お互いにバンドを組んでいたことがあった)、趣味の話、
成人式の時の話、この前会った時の話(なぜ急にスイッチが入ったのか)などなどを話しました。
130:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
「連絡先もらって電話したとき,嬉しくて電話したって言ったけど,あれ本当に嬉しくってさ」
「そーなの?(笑)」
「うん。あの時俺すごい凹んでて」
「…離婚したばっかだったから?」
「それが一番大きいけど,あと子どものこととか,仕事でも色々あって,なんていうか,自分の存在価値を見失てたのよ」
「…」
「もうほんと抜け殻という感じで毎日過ごしてて,でもそんな時に愛ちゃんから連絡先貰って…こんな自分に好意を抱いてくれる人が現れて,本当に嬉しかったし,救われた訳よ」
この時点で私は号泣していました。
「だから、ありがとう」
ありがとうはこっちの台詞です。
好きな人から感謝されることが、こんなにも感動するものだと初めて知りました。
「ヤマトさんが嬉しかったって言ってくれたことが、私は嬉しくてたまらない」
本当に心の底から思いました。
今まで一瞬も地元を離れたいと思ったことのない私でしたが、
今後も彼の力になれるのであれば、喜んで行こうとこの時思いました。
131:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
ヤマトさんはとっくに家の前までたどり着いており,時刻は深夜1時を回っていました。
「明日も仕事でしょ?」
「うん」
「じゃあそろそろ切ろうか」
「まだ大丈夫だよ」
「駄目です,寝なさい」
「はい….じゃあ,おやすみ.声聞けて良かった」
「私も!時間合ったらまた電話してもいい?」
「うん,俺も話したい」
「やった!おやすみなさい,今日はありがとう.ちゅ!」
電話の向こうでヤマトさんが動揺しているのが分かりました.
「…またそういうことする」
「えぇw口で言っただけだよw」
「だから昭和男児は…」
可愛いなあもう。
132:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
2泊3日の真ん中1日,できたら空けてもらえないかという事を電話した時に話していたので,
ありがとう,楽しみにしてる,調整しておきます!
と返事が返ってきました.
その返信を最後に,何の前触れもなく音信不通が1週間続きました.
133:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
始めの2,3日こそ忙しいんだろうと放置していましたが,
その後も2日に一回程度の頻度でメールをしてみたり
着信履歴を残してみたりしましたが,一切リアクションはありませんでした.
連絡が取れない間に誕生日を迎えたこともあり,寂しさは募ってゆきます.
次第に寂しいよりも心配な気持ちが勝ってきました.
今年の春に親しい友人を事故で亡くしていたことも私の不安感を過剰に加速させていった要因の一つです.
そしてもしヤマトさんの身に万が一のことがあったとしても,私にはそれを知る術はありません.
悪い想像をしては一人で泣いて,この期間は恐ろしくて仕方がありませんでした.
135:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
・連絡くれてるのにずっと返事できなくてごめん
・ここしばらくかなり忙しくてずっとバタバタしてる
・まともに返事もできないくらい余裕がない
忙しいことが文面からも伝わってきました.
私は,
・何度も連絡してしまってごめん
・無事が確認できて安心したので暫く連絡は控えます
・無理しないでね
と送り返して,出立の前夜までの10日と少々,連絡を絶ちました.
137:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:ntNPrMqDO
144:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
もうちょっとでわかるw
138:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
そのわずかな間を縫って,髪を切りました.新しいワンピースと下着を買いました.
腹筋をして,走って,甘いものを絶って,早寝早起きを心掛けて体調を整えました.
最近気になっていたニキビを治すために,皮膚科にも行きました.
少しでもヤマトさんに良い印象を持ってもらえるように,いつまでもうじうじ悩んでいる暇は私にはないのです.
出発前日,明日何時に着きますという業務連絡をしました.
返信が来ることはありませんでしたが,想定の範囲内だったのでメンタルは余裕です.
それより何か少しでも喜んでもらえるようにと,紅茶のクッキーを焼いてみました.
我ながらかなり可愛らしくラッピングしたものを2つ,小さな手提げに入れました.
139:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
たまたま元彼と上がりの時間が一緒で、更衣室で「この後学校ですか?」と尋ねられたので,
例の人に会いに行きますと答えました.
「楽しんできてください,気を付けて」
本当は,会えるかどうか不安で不安で仕方がなかった.
無理に忙しくして考える時間を作らないようにしても,ふとした時に思い出してしまうんです.
一瞬泣きそうになりましたが,精一杯笑顔を作ってお礼を言って,
帰宅して少し休んで荷物の最終チェックを済ませ,いざ出陣ですパート2.
140:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:rygw50cF0
141:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
RADWIMPSなどを聴いて無理にリア充気分を高めようとしましたがあえなく失敗に終わったので
THE BACK HORNを聴いてみました.すごく落ち着きました.
窓から見えた夕焼けが美しく,少しだけ癒されました.
ひと月待たずに再び訪れたかの土地ですが,いまいち実感が湧きません.
タクシーに乗り込みホテルまで行く道すがら,やはりあの幹線道路を通りました.
既に21時前だったので,十分な街灯のない周囲は暗くてよく見えませんが,
恐らく今走っている道路の下には,ヤマトさんと赴いた人工ビーチがあるでしょう.
そう思うと,急に鼓動が高鳴るのを感じました.
142:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
指定された部屋に入ると,染みついた煙草の臭いに喉がチクチクと痛みます.
禁煙・喫煙の部屋は選ぶことができ,かつ私は煙草を吸わないのですが,ヤマトさんが喫煙者だったので.
でも少し後悔するほど強烈でした.
換気をしつつヤマトさんに仕事が終わったら連絡をくださいとメールをいれました.
空腹でしたがあまり人のいる所に行きたくない気分だったのでコンビニで済ませようと思いました.
ああ,ならじゃあヤマトさんの働いているコンビニに行こうかなと.
そちらのシフトに入っているかも不明でしたが,とりあえずあの場所に行きたいと思いました.
が,前回宿泊したホテルとは別だったので,場所が分かりません.
しかし思い出しました.連絡先を渡す時に買ったチューハイのレシートをとっておいてあったことを.
143:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
ホテルからコンビニまでほぼ一直線の道のりでした.
見たことのある通りが見えてきて,私は急に弱気になってきました.
今日シフトに入っていたとしたら,どんな顔をされるだろう?
嫌がられるだろうか?無視されたらどうしよう?
怖かったです.
それでも会えないよりは何億倍もましだと思いました.
あー思い出したらちょっと泣きそうw
145:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
残念なような安心したような気持ちで夕飯を買い,ホテルに戻ります.
ちなみにレジをしてくれたのはおそらく,連絡先を渡され動揺しまくるヤマトさんを笑った
パートのおばちゃんだと思いますw
部屋で一人テレビを観ながら黙々と夕飯を食べ,ひたすらヤマトさんからの連絡を待ちます.
シャワー浴びたいな,でも連絡来たらどうしようと考えていた22:21,ヤマトさんからの着信がありました.
147:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
「遅くなってごめん,今仕事終わった」
「ううん,大丈夫.お疲れ様.遅かったねー」
「最近ずっとこんな.今日は早い方」
「そうなんだ!10時出勤は変わらない?」
「や,最近8時には会社いる」
「えー…7月って忙しいの?」
「特に何月はって決まってはないんだけど,なんか忙しい」
「そっかー…」
会話が途切れて,私は最近ずっと考えていたことを口にしました.
「明日…会えそうにない?」
自分でも笑ってしまうようなか細い声が出ました.
「…ごめん.抜けられない会議が入ってしまった」
予想はしていた筈なのですが,私は思わず泣いてしまいました.
148:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
自分に言い聞かせていたんだと思います.
泣きながら努めて明るく言い続けました.
1,2分ほどして,ヤマトさんはようやく口を開きました.
「…今から会いに行ってもいい?」
断る理由などありませんでした.
「来てほしい!ヤマトさん,めっちゃ会いたい…」
思わず本音が口をついて出ました.
それから一旦電話を切って,ホテルの名前と住所,コンビニとの位置関係をメールで送りました.
メールを送り終えた後,シャワーを浴びている時間はなさそうだったのでとりあえず身体を拭いて,
化粧を直して,誕生日プレゼントに友達に貰った薄ピンクの口紅も引いて,
お気に入りの香水を振って,テレビも消し,携帯を握りしめながらヤマトさんの到着を待ちます.
149:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:DByl0NQN0
150:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
私は飛び上がるように腰かけていたベッドから立ち上がり,ドアに駆け寄ります.
以前何かのホラー映画でトラウマになっていたドアスコープを何のためらいもなく覗くと,
間違いなくヤマトさんその人が立っていました.
勢いよく扉を開け,中に招きます.
数週間ぶりに見た彼は,いっそ笑ってしまいそうな程疲労でボロボロで,人相が違って見えたほど.
こんな状態で会いに来てくれた彼に,文句などあるわけがありませんでした.
152:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
大きなため息を一つ吐いて,「疲れたー…」と一言.
私は床に膝をついて,俯きがちなヤマトさんの顔を見ようと覗き込みます.
「隣,座りなよ.服汚れるよ?」
「ううん,いい」
「そう?」
会話をすることですら体力を消耗しるように見え,私は何と声をかければいいのか,言葉が見当たりません.
そこでふと,お土産を持ってきたことを思い出しました.
「ヤマトさん,お土産があります!」
少しだけ顔を上げてくれたヤマトさん.
「なになに?」と,興味を持ってくれた彼に背を向けて,
割れないように大切に持ってきたクッキーを手渡しました.
153:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
「なんだろう?全く思いつかない」
「クッキーを,焼いてきました」
「え,ほんとに?」
やっと,ヤマトさんが笑ってくれました.
「甘いもの嫌いじゃない?」
「うん」
「ならよかった」
「2つある」
「うん,そう,ヤマトさんと,OOちゃんに.お兄さんの分も持って来ようかなと思ったんだけど,誰か甘いもの嫌いだったら多いかなーと思って。職場の人にでも貰ったって言っといて」
「そっか-…ありがとう.絶対喜ぶよ」
「だといいなー」
155:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:HLSD8Kvx0
156:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
眼も疲れてきたことだし、三行で説明しようか?w
157:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:DByl0NQN0
もう少し焦らして下さい、ご主人さまwww
162:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
どえむめww
158:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
「んー…早く出ないといけない」
胸が痛みましたが,私は気持ちが顔に出やすいタチなので,努めて平静を装います.
「そっかー…仕事早いの?」
「仕事はいつも通りなんだけどね.あのさ,兄貴と子どもと3人で暮らしてるって言ってたじゃん?」
「うん」
「その兄貴が,県外に移動になっちゃって.今子どもと二人で暮らしてるんだ」
「えっ,じゃあ今子ども一人なの?」
「ううん,俺帰り毎日遅いから,さすがに一人はまだ心配だし,近所の親戚の家で預かってもらってる.だから,迎えに行かなきゃいけなくて」
「そっ…か…」
「7月に入ってから,色々状況が変わってしまって.今月一回もコンビニ入れてないし」
「そうなんだ….あ,私さっきコンビニ行ったよ.ヤマトさんいるかもと思って」
「あ,そうなの?」
「それでね,多分私が連絡先渡した時ヤマトさんのことを笑ったパートのおばちゃんにレジしてもらった!」
「え?」
「確か○○さん」
「あぁ,そうそうあの人(笑)」
160:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
明日会えなくなっちゃったんだと伝えると,「じゃあ今日はいっぱいわがまま言って甘えておいで」と言ってくれました.
しかし本人を目の前にして,私のするべきことはどうやら逆でした.
「ぎゅってしていい?」
「はい」
ヤマトさんは右手を差し出しました.私は笑いました.
「もっと…全体的に!」
両手を広げると,意図を理解したヤマトさんは笑って私に体重を預けてきました.
163:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
「ハグすると,ストレスって緩和されるんだって」
背中をとんとん叩きながら言うと,言葉になり切らない相槌が返ってきます.
ヤマトさんも微弱な力で私の背中をさすってくれました.
「甘えていいよ?」
私が言うと,耳元でふっと息がこぼれる音がしました.
そしてヤマトさんは私の胸に顔を摺り寄せます.
可愛いヤマトさん.愛しいヤマトさん.ずっとこうしていたいと本気で思いました.
164:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
ヤマトさんの温もりを感じながら私は泣きました.
声を押し殺しても身体の震えは制御できず,察したヤマトさんに強く抱きしめられ,
私は堪らず嗚咽を漏らしました.
「会いたかった…」
「うん」
触れているのに目の前にヤマトさんがいることが信じられず,
私は時折少し身体を離しては顔を確認していました.
彼は眼を閉じて,私の脇に顔をうずめていました.
165:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
私が鼻をすする音だけが部屋に響く状況がどれほど続いた頃でしょうか.
ヤマトさんは唐突にスカートの中に手を入れて,直尻を揉み始めました.
「…」
「…」
「…ヤマトさんってさぁ…尻フェチでしょ…」
しゃくりあげながら尋ねると,ヤマトさんは「ふふっ」と耳元で笑いました.
「笑ってほしいのが半分,下心が半分」
「したごころw疲れてるんじゃないのー?」
「すごくつかれてる」
そう言いながらヤマトさんは私の首筋にちゅっと音を立ててキスをしました.
唇の感触が気持ちよくてヤマトさんに身体を預けます.
ヤマトさんは私に構わず私のお尻をいじり倒しています.
「あのー,ムラムラしちゃうのでやめてもらえませんかね」
「んー?すればいいんじゃない?」
「えー.じゃあとりあえず口にちゅーして」
「ん」
ちょっとぶりに見たヤマトさんの顔は,やや活気づいているように見えました.
いやはや性欲とは恐ろしいものだ.
170:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
「すごい腹筋だね」
私の腹筋は6つに割れているので当然の感想だと…嘘です,彼の皮肉です.
「…自分が痩せてるからって」
「いや,太ったよ.お腹出てきた」
「どこがー!」
ヤマトさんは文句を言う私を無視して背中に手を回します.
背全体を優しく撫でまわされ,くすぐったさと気持ちよさで私は目を細めました.
不意に,胸の圧迫感が消えます.
「…外したなー」
「はずした」
シャツを鎖骨のあたりまでたくし上げられ,胸があらわになります.
ヤマトさんは乳首を口に含みました.
自分の乳首を舐められている様子をまじまじと見たのはこれが初めてでしたが,
夢中で吸っている姿が何だか微笑ましく思えて,私は気付かれないように小さく笑いました.
173:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
ヤマトさんの唇の弾力を楽しんでいると,生ぬるい舌が入ってきました.
煙草の味がしましたが,不快ではありませんでした.
唇は合わせたまま,ヤマトさんは再び下腹部に手を伸ばします.
大好きなお尻を揉んだ後,スカートの中で下着を下ろして触れてきました.
堪らずヤマトさんの首に腕を回すと,天地がひっくり返りました.
ベッドに押し倒され,スカートも下着も完全に取り払われます.
部屋が明るい上に彼がじっと陰部を見つめながら触るので、羞恥心から手で隠しました.
「手,どけて」
優しいけれど有無を言わせぬような声色でした.
175:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
それに気づいたヤマトさんは私の手を外して自身の指を口腔内に入れてきました.
男性の指を三本も入れられては口の中はいっぱいです.
苦しいことの意思表示としてやや強めに噛むと,頬の中と外から軽くつねられ,
彼の指は出ていきました.
息の上がった状態で彼を見上げると,目が合い,彼は私の唾液の絡んだ指を舐めあげました.
エロすぎわろた.
176:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
上体を起こすと,抱きついて,スラックスの上から股間を撫でました.
ヤマトさんがびくりと震えます.
「触ってもいい?」
「…もう触ってるじゃん」
「直接」
「いやー…」
「いや?」
「ううん」
「してほしい?」
「…どちらかというと」
私は吹き出しました.
再びベッドの端にヤマトさんを座らせて,私は床に膝をつきます.
またも訳の分からない構造をしたベルトをしていたので外してもらい,
下着の上からはむはむすると,熱気と微かな臭気を感じました.
下着を下ろして,先端に口づけます.
手で支えながら全体的にキスをすると,どんどん大きくなっていくのが分かりました.
177:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:RT6glYW10
「あのー…」
「なんでしょう」
「ものすごく,じれったいです」
「そうしてるんです」
「…いじわるですね」
「ヤマトさんほどではないですよ」
「俺はいじわるくないよ!」
可愛いので咥えてやりました.
ため息とも違う熱っぽい吐息が時折漏れるのが聞こえてくる度に
愛しさは増しました.
178:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:Gar3sBSz0
180:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:clqvDwAX0
ほんとは切なさの始まりなのに
はちきれんばかりにおっきしているおれは…
最後まで頼む
181:名も無き被検体774号+:2013/08/03(土) ??:??:?? ID:QD1r3xUlO
朝から読み始めて今おいついた
1には幸せになってもらいたい
184:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
いつの間にか上体を倒していたヤマトさんのお腹に顔を乗せて、
シャツのボタンを一つずつ外していきます。
グレーのインナーを捲りあげると、衝撃的な映像が飛び込んできました。
「ぴあす…?」
ヤマトさんは右乳首にピアスをしていました。
私は爆笑しました。
「痛そー」
「…痛くないよ、今は」
「引っ張ってもいい?」
「…やさしくね」
リング状のピアスを極軽い力で引っ張ると、当然ですが乳首も一緒に伸びました。
私はシュールなその絵面にふっと笑ってから、ピアスごと口に含みました。
男性の乳首を責めるのが好きな私からしてみれば少々邪魔な存在でしたが、
もう片方はそのままだったので、一度で二度美味しいなあとも思いました。
185:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
胸、肋骨、腹筋等々、上半身全体に音を立てながら唇を付けます。
脇の匂いをくんくん嗅いでいると、ヤマトさんが私の背をなでるので、
嬉しくてぎゅーっと抱き締めました。
抱き締め返してくれたヤマトさんは、私ごと上半身を起こしてキスをしてくれました。
その感触に酔っていると、彼は私の胸をまさぐり始めます。
耐えきれず刺激から逃げるようにして床にしゃがみこむと、
ヤマトさんは私を抱きあげてベッドに放りました。
この前もさらっと身体を抱えられたと書きましたが、私はかなり身長が高く、体重もそれなりです。
よく持ち上がるなあと、口にこそしませんでしたが他人事のように感心しました。
ヤマトさんはスラックスとボクサーパンツを脱ぎ捨て、私の脚の間に身体をねじ込んできました。
必要以上に脚を開かせようとするので抵抗すると、膝にキスされほだされました。
先端を入口に宛がわれますが、私はストップをかけました。
186:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
「だってないんだもん…」
切羽詰まった様子で懇願するように見つめられ、あまりの可愛らしさに許しそうになりましたが、
前回会った時の話をした友達の一人に、出立前、誕生日プレゼントと称して
人生が変わる0.02ミリを頂いていたので、スーツケースから取り出しました。
この前も今も当然のように生でしようとしたので、もしかして着けたことないんじゃないか?
と思った私は言いました。
「着けましょうか?」
「いい!」
ものすごい勢いで拒否されたのでやや拗ねながら装着シーンを眺めていると、
「見なくていいから」と背を向けられたのでちょっとニヤッとしました。
「きつくない?」
「大丈夫と思う」
「良かった。ヤマトさんのおっきいから、友達と心配してたの」
「…うるさいよ」
このうるさいよ、の言い方がものすごく可愛かったことを今でもよく覚えています。
187:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
「怖くない?」
思わず頬が緩みました。
前回私が泣きだした事を気にかけてくれたのでしょう。
まったく恐怖は感じていませんでしたが、そんなことを言ってもらえたのは
初体験時以来でなんだか嬉しくて甘えたくなったので、首に手を回しました。
そんな私の首筋にやさしくキスをしてくれるヤマトさん。
「ありがとう、怖くはないけど、電気消して欲しいな」
ヤマトさんは手を伸ばして照明をいじりました。
「真っ暗もいやだなあ(笑)…あ、良い感じ」
私がOKを出すと間髪入れずヤマトさんが中に入ってきます。
やっぱり大きくてお腹が苦しかったので、思わず顔が歪みます。
ヤマトさんは気付かず激しく突いてくるので、「ゆっくりして」と言いました。
一旦動きが止まって、緩やかに出し入れしてくれたので大きさにも慣れてきました。
「ヤマトさんの好きにしていいよ」
というと、なぜか彼の動きが再び止まったので不思議に思っていると、
「…そういうこと言われると、たまらん」
たまらんのはこっちです。笑ってしまいましたけど。
身体も心も最高に気持ちが良かったです。
189:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
いっぱいいっぱいで何かを考える余裕がなかったというのもありますが。
時間はどのくらいだったでしょう、前回の10コスリ異常は確実に続いてました。
「…いくっ」
ヤマトさんが言うので私は思わず
「だめ!」
と叫びました。
私がまだ満足していないからという理由ではありません。
この行為が終わってしまえばヤマトさんは帰ってしまうと思ったからです。
しかしそれも効果なくヤマトさんは果ててしまいました。
いく瞬間、ヤマトさんは私の中から出ていきました。
生でやり慣れてるから反射的に抜いたのかなと邪推しています。
191:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
暫くして彼は上体を起こすと口を開きました。
「シャワー浴びておいで」
「やだ」
「なんで」
「その間にヤマトさん帰っちゃうんでしょ?」
「そんな下種じゃないよw」
「そうだねwでも、帰らなくても、時間がもったいないから」
「…とりあえずこれ取っていい?」
「まだ着けてたの?w見してー」
「だから見ないの!」
「時間大丈夫?」
「もうちょっとだけなら」
それからお互い服を着て、2~30分程雑談していました。
「最近さー」
「うん」
「職場の廊下にまで張り紙がされててさー」
「張り紙?」
「『髪をまき散らさないでください』ってやつ」
「www嘘でしょww」
「ほんとほんと。すごい傷つくんだけど」
夢にまで見たヤマトさんとせっかくこうして会話できているのに、
私は正面に置かれたデジタル時計が気になって気になって仕方がありませんでした。
192:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
「…ヤマトさんはさ、再婚したいとか、彼女欲しいとか願望ある?」
「うーん…離婚したばっかりで、まだ正直実感がないんだよね。再婚なんて簡単に決められることじゃなし、子どももいるし。…ただ、支えてくれる人がいたらいいなあとは思う」
「そっか…」
私はそれを聞いて、この距離で私に何ができるのだろうとかなり落ち込んだ記憶があります。
2人で並んでベッドに腰掛けていた私達ですが、私は床に膝をついて、ヤマトさんを見上げました。
「なになに」
「ヤマトさん」
「ん?」
「ご存知でしょうが、私はあなたのことが好きです」
ヤマトさんは唐突にそう言う私に笑って「ありがとう」
と言いました。
「ヤマトさんはどうですか?」
「ん?俺?」
「ヤマトさんは私のことどう思ってますか?」
私は私の持ちうる全ての眼力でヤマトさんを見つめました。
193:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
「なんだそれw」
「いや、好きだよ。けど…」
ヤマトさんが言葉に詰まるので、私は笑いました。
「けど、私に対する程度の好きな人はごまんといますか?」
「そんなこと言ってないでしょ。俺は基本的に他人シャットアウトするというか、信じてないから、好きな人なんてそうそう…」
「うん、そうだよね。前聞いた」
「…」
「離婚切り出したのってさ、奥さんの方から?」
「まあ、どちらかと言えば」
「まだ奥さんのこと好き?」
「…分からない」
「そっか。疲れる話してごめんね?」
「全然!疲れるなんてことはないけど…」
「や、私が疲れる。この話はやめ。ちゅーして」
「ええw」
「何、いやなの?」
「いやくないです。ん、」
ちなみに私の中で「好き」と言葉にして伝えることは告白ではないです。
何故なら毎度バレバレな行動をとるので、相手にとってしてみたら特に意外性のない発言だからです。
そして今回の滞在中に、私は告白(交際を申し込む)をしようと思っていました。
194:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
常にダメ元の恋愛ばかりしてきたので、成功率は関係ありません。
その私が、できなかった。
自己満足の告白をして、ヤマトさんの心労を増やすことは分かっていたので
そんなことできない、してはいけないと思ったんです。
そして再びくだらない会話に戻り、午前1時を回る少し前。
「そろそろ帰らなきゃ」
ヤマトさんは言いました。
195:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
ヤマトさんは無言で抱きしめてくれました。
「…泣いてばっかりでごめんね」
「…ううん」
「明日、一瞬でも会えないかなぁ?」
「いや、仕事終わってからなら会えるよ」
「ほんと!?」
私は全力で食いつきました。
「なるべく早く終わらせてくる。終わったら即行連絡する」
「うん、待ってる…」
数分ヤマトさんの胸の中で泣いた後、革靴を履いて、鞄を持ち、ヤマトさんは帰って行きます。
私の部屋の入口から、エレベーターホールが見える位置だったので、乗り込むヤマトさんに手を振りました。
ヤマトさんも振り返してくれて、投げキッスをしてみるとヤマトさんは笑いながら手で払うしぐさをしました。
196:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
「クッキー忘れた」
「あぁ!」
私もうっかりしていたお土産を確実に手渡しました。
「じゃあ、また明日ね」
そう言って背を向けるヤマトさんの裾を引っ張り、引き止めました。
「一回部屋に入るごとに、一回ちゅーしなきゃいけないんだよ」
「なんだそれ」
我ながら恥ずかしいことをしたと思いますが、ヤマトさんは笑って応えてくれます。
再度エレベーターに乗り込むヤマトさんに笑顔で手を振りました。
ヤマトさんも笑顔で振り返してくれました。
今日見た中で一番の笑顔です。
エレベーターの扉が閉まりました。
最後に見れたのが笑顔で良かったと、
今になって思います。
馬鹿だなあ、もう一回くらい、もう一秒くらい長くキスするんだった
197:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:zTF2OP4BO
198:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
うん
199:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:w3aLFUvq0
切なすぎるだろ…
200:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
ごめんwwちょっとww
涙でww画面がwwみwえwなwいwww
201:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:w3aLFUvq0
202:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
バスで片道2時間強のそこへ、もちろん一人でいたのですが、
アクシデントがあり、なんやかんやで初対面のおっさんと二人で回るハメになってしまいました。
私は人間と喋りたくない気分だったのですが、まくタイミングを逃し結局…
このおっさんがヤマトさんだったらなあと、何度思ったことか。
ホテルのある市に戻ってきたのは17時過ぎ頃。
私はお腹が空いていて、やはり人間が大勢いる空間には居たくない気分だったのですが、
せっかくこんな遠くまできて二日連続夕食がコンビニって…と思ったので、
ホテルの近くにあった程よく寂れた定食屋に入りました。
無愛想そうなおばさん店員の目の前のカウンター席に座ります。
無性に肉が食べたかったのでトンカツ定食を注文しました。
数分して運ばれてきた御膳には、ハーフサイズですらないラーメンが付いてきて、
店員とコミュニケーションとりたくない系女子の私ですが思わず
「おそばも付いてくるんですか!」と言ってしまうと、
無愛想だと思った店員さんが笑っていました。
203:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
例のおばちゃんで、「全部食べれた?」と声をかけてくれたのがなんだか嬉しくてほっこりしました。
ホテルに戻り、化粧を直して、この日の為に買ったワンピースに着替えて、
ヤマトさんからの連絡を待ちました。
約一時間後、20時、ヤマトさんから着信がありました。
予想より早い連絡に私の胸は躍りました。
「もしもしヤマトさん?お疲れ様!」
「今大丈夫?」
「うん!今お仕事終わったとこ?」
笑えるほどはしゃいでいる私は聞きました。
「ごめん、今日会えなくなってしまった」
息が詰まりました。
目の前が真っ暗になりました。
頭を鈍器で殴られたような痛みと、吐き気を覚えました。
204:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
そうしたらストレスで消化器症状も出ていることが分かり、緊急で入院することになったそうです。
ストレスの原因は両親の離婚、親戚に預けられていること、
生活リズムの違いによる父親とのコミュニケーション不足などが考えられると医師に言われたようで、
ヤマトさんはそれはもう、それはもう酷く落ち込んでおりました。
そんな状況で泣き言を言えるわけがありません。
自分には父親でいる資格がない、母親に付いて行った方が幸せだったと言うヤマトさんに叱咤もしました。
「疲れた…」
「うん、昨日会って、本当に疲れてるんだなって思った。ぐったりしてたもん。本当にお疲れ様」
「…愚痴ばっかりでごめん。他に言える人も、時間もなくて」
「わかってますよ。私で良ければいくらでも聞きますよ」
私はヤマトさんのことが心配で心配でたまりませんでした。
「病院行ったら、迷惑?」
「…迷惑とかじゃないんだけど、前の奥さん来てるんだよね」
「あぁそうなんだ…。それは行けないね(笑)」
「…うん、ごめん。最初会社に繋がらなくて、前妻の携帯に先に連絡いったみたいで」
「そうなんだ。何か話した?」
「あぁ…なんか、うちらのせいだねーみたいなことを…」
205:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
病室に戻らなくてはと言うヤマトさん。
私からは切れないので切ってくださいと伝えるも、ヤマトさんはなかなか切ってくれません。
もう涙腺が限界だったので、私から電話を切りました。
通話時間は24分08秒。
ポーズはそのままに携帯がベッドに落ちました。
追って、重力のままに腕を垂らすと、私は声を上げて泣きました。
誰も悪くない。
今まで不都合があると他人のせいにしてきがちだった私です。
でも今回は誰のせいにもしようがなく、ただただ悲しくて泣きました。
遣り場のない悲しみに涙はとどまることを知らず、私はいつの間にか泣き疲れて眠っていました。
206:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
軽い頭痛のする中シャワーを浴びて、朝食を摂り、部屋に戻って荷物をまとめます。
チェックアウトのタイムリミットは午前10時。
時計に目を遣るとあと15分程でした。
ベッドに仰向けに寝転び天井を見つめます。
「…ヤマトさん」
無意識の内に呟いてしまった大好きな人の名前。
視界が滲みましたが必死でこらえました。
私はなんの為にここまでやってきたのだろう?
悲しくて、寂しくて、惨めで、
それでもヤマトさんが大好きで。
たまらず私は部屋を出、涙をいっぱいにためながらチェックアウトを済ませました。
207:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
少しでも孤独感を紛らわそうと、タイトルも確認せずに流した曲はandymoriのteen’s。
もう、人目も憚らず号泣してしまいました。
別に恋愛の曲でもなんでもないのですが。
メロディと、「こんな馬鹿な気持ちを 歌にしたら笑うだろう」という歌詞がもう無理でした。
タクシーを使うと例の幹線道路を使わざるをえません。
しかも時間はまだ午前中。
確実にあの人工ビーチが視界に入ってしまう、それは耐えられないと思い、
泣きながらスーツケースを引っ張り、駅まで歩きました。
208:名も無き被検体774号+:2013/08/04(日) ??:??:?? ID:lCPB0o/p0
宛先はヤマトさんです。
帰りたくないよ
もっと一緒にいたかったよ
と打って、削除しました。
こんなメール送って何になると思いました。
搭乗ぎりぎりになって、先月一緒にこの地に旅行に来た友達からラインが来ました。
ことの顛末を書くと、また感情があふれてきて困りました。
本当は、この二泊三日でヤマトさんとやりたいことがいっぱいあったんです。
写真をとりたかった、お酒を飲みたかった、告白をしたかった、
もっと好きと伝えたかった、もっと話したかったし、もっと触れたかった。
224:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
二泊三日で2時間しか一緒にいられることが出来ず、いまいち会えた実感がなかったのです。
本当はヤマトさんなんて人はいなくて、全部自分の妄想だったのではないかと本気で思いました。
しかし、連絡先を渡す場面を見ていた友達が二人もいて、
ヤマトさんからのメールや発着信履歴が存在していて、
妄想にしては映像や音声、肌に残る感触が鮮明過ぎると思ったし、
そして先月カメラに収めた唯一のツーショットは、紛れもなくヤマトさんと私で。
226:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
正直財布も痛んだ。
でもきっと、ヤマトさんは今私なんかよりもっともっと傷付いている。
人付き合いが苦手で、口下手で、子ども想いな人です。
シャイで、尻フェチで、愛嬌のある人です。
不器用で、要領が悪く、嘘がつけない人です。
ネガティブで、繊細で、優しい人です。
私は、そんなヤマトさんが大好きです。
227:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
※返信不用
===================
こんばんは!
○○ちゃんは退院できたかな(´・ω・` )?
ヤマトさんの悩みは、経験値的にも距離的
にも私には解決できないことばかりだけど、
愚痴聞くことくらいなら出来るから、気が
向いて、時間できたらいつでも連絡くださ
いね(^_^)
日本全国どこにいても、ヤマトさんの幸せを
心から願ってます!
あなたを好きでいることに、○○~●●間は
大した距離ではありません
今日も一日お疲れ様でした\(^o^)/
===================
いてもたってもいられず送ったメール。
この後、私はこの距離でどうヤマトさんを支えられるか考えました。
228:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
「あなたは俺のことを好きと言ってくれる。でも、扉を出たら現実が待ってる…今も現実なんだけど」
暗い表情で言う彼に対して私は言いました。
「この部屋から出たって、私がヤマトさんのこと好きなのは変わらないよ?
ヤマトさんが望むなら…望まなくても、これからもいくらでも好きって言うよ!」
そして無言で頭をわしわしされたことを思い出した私は、
ヤマトさんにとって私は良い意味で現実逃避できる存在なのではと思いました。
229:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
一日の内一瞬でも笑って欲しい、一瞬でも悩まなくて良い時間を持ってほしくて、
私はメルマガと称して写真を送ることにしました。
写真はどこかしらに私が写っているものに加工して一言添えたもので、
風景が綺麗なもの、様々なコミュニティの友達と写っているもの、
バイトのユニフォームを着ているもの、若かりし頃の私などなど、
ちょっと笑えるものを厳選して毎日仕事が終わる頃にメールに添付して送り付けました。
イタイなーとも思いつつ、これ以上のアイディアが浮かばなかったので続けました。
返信が来ることは微塵も期待していませんでした。
返信する暇があるなら子どもに構え、もしくは寝ろ、とも思っていました。
232:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
逆に最高に元気が出たのは忍たま乱太郎でお馴染みの勇気100%ですw
特に2番が良すぎるので以下抜粋
ぶつかったり 傷ついたり すればいいさ
HEARTが燃えているなら 後悔しない
(中略)
そうさ100%勇気 さぁ飛び込むしかないさ
まだ涙だけで終わる ときじゃないだろう
そうさ100%勇気 もうふりむいちゃいけない
ぼくたちはぼくたちらしく どこまでも駆けてゆくのさ
おすすめです。元気でます。いやほんとに。
233:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
奇しくもヤマトさんと私が出会って丁度31日目のことでした。
またその日のは私の将来を左右する大事な大事な試験の日でした。
疲れ果てて帰宅し即行ベッドにダイブした私。
起床しスマホを見ると、ヤマトさんからメールを受信したとき仕様の点灯が。
そしてヤマトさんフォルダに新着メールが。
私は寝惚けていて、大した感動もなくメールを開いた覚えがあります。
235:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
全く返事も出来なくてごめん。
○○は益々体調が悪くなっていくばかりで、話し合った結果 前妻と同居する事になった。
子供達の事がやっぱり心配だからその方がイイかもって事になった。
自分の中で優先するのがやっぱり子供だから他の事がどうしても後回しになってしまう。
返事もしてあげられないし、時間も作れない。
本当にごめんね。
==================
私はこのメールを見て、諦めようと決意しました。
この人の人生に私は必要ないなとも思いました。
涙は出ませんでした。
次で終わり
236:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:jRH93S2e0
でも1年後2年後まだ好きなら状況は変わってるかもしんないからな
>>1にもいい人現れるかもしんないし
俺とか
242:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
ORETOKAわろたwww
読んでくれてありがとーね!
238:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
それが私に接点のないところであっても、私にできなくて前妻にできるなら彼女の力を借りてほしいと本気で思うし、それによって子どもが幸せになって更にヤマトさんが幸せになるなら私も幸せです。
綺麗事と思われるかもしれないですが、自分でも驚くくらい本気です。私が良い奴じゃない事は私自身が一番よくわかってますから。
そして私の拙い文章では伝わり切っていないかもしれませんが、本当に彼は素敵な人で、私は本当に惚れていました。 単身で彼の元を訪れ、2時間しか会うことができず、そのことを話した友達にタイミングが悪かったねと言われ、私自身もその時はそう思いましたが、仮にもし一日でも旅程が遅れていたら一瞬も会えなかったし、
逆に早くてもヤマトさんの現状を知るのはもっと後になったでしょう。
一度だけした長電話の中で、連絡先を渡した時彼は自分の価値を見失っていて、私の好意に救われたと話し「タイミングって大事だね」と言いました。一度目は勿論、二度目の逢瀬だって、こんなベストタイミングはなかったと思います。
240:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
私は幸せです。強がりでもないです。
不運だったかもしれませんが決して不幸ではありませんでした。
あの時ヤマトさんに声をかけて良かった。
清々しいほどに後悔は一つもありません。
本当に楽しい一ヶ月でした。
こんな短期間の話をだらだらしてしまいましたが、レスしてくれた方々、読んでくれた方々、お付き合い頂き本当に感謝しております
おーわり!
241:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:I5PeTUBH0
俺>>1を応援する気満々だったけど・・・
これは強がりでも綺麗事でもなくただの純愛だな
その気持ちになれるほど大好きだったんだよね?
でも俺からの悪あがきをするならば
恋いってのはもっとわがままになってもいいんだぜ?
244:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
うん、好き、大好き。
意味分からんくらい好き。
彼が「こっちに来て」って言うなら二つ返事で飛んでく。
内定だって蹴るよ。
でも迷惑かけるのが怖すぎてこれ以上何もできない。
ちょっと泣けてきたじゃねーかはげw
239:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:8K/4zQemO
今こそ彼を支えるべきじゃないか?
子供を失い職場では敵ばっかり
ヤマトさん、追い詰められてると思うよ
週1位でメールや電話したら良いんじゃなかろうか
242:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
まっ、まじー?
なんか呑気な大学生が連絡しても、
追い打ち掛けてる気がしてならないんだよね…orz
249:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:Tx7dmEbF0
終わるまで心配して付きっきりだった!
250:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
ありがとう(´;ω;`)
おかんと呼ばせてくれ
251:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:Tx7dmEbF0
おう、好きに呼んでくれwww
変な話だけど相手がいないと恋愛出来ないんだよな
255:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
深いな!
誰にでもときめけたら楽なんだけどなー
257:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:Tx7dmEbF0
誰にでもじゃないから意味があるんだろ
相手の幸せを願うのもわかるが
>>1も幸せになりなさい
260:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
そうなんだけど(´;ω;`)
妹にさー「安定した幸せが欲しいわー」ってぼやいたらさー
「それは本心じゃないね!お姉ちゃんは刺激を求めてる!苦労したがってる!」
とか言われたんだがwww
262:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:Tx7dmEbF0
なぜ選択肢に
①安定して幸せになる
②刺激を求める
の2つしかないんだよwww
③刺激的な恋して安定した幸せを手に入れる
の3つ目を選択肢に入れておけ!
266:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
かっこいいこというじゃないか!
感動してしまった!
252:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:0S6FMfdC0
253:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:I5PeTUBH0
俺なんか仕事しないでみてたんだぜwww
255:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
>>253
威張るなww働けwww
254:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:Tx7dmEbF0
同じくwww
仕事なんか手に付かなかったわwww
256:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
ちょwwぶるーたすww
258:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:I5PeTUBH0
おう(=゚ω゚)ノぃょぅ
おまえとはいい酒が飲めそうだ
俺も仕事には手を付けなかった
259:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:Tx7dmEbF0
なかーま!
よし、このスレの住人でのみいくかwww
仕事なんか放り投げたよwww
261:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
すごく複雑な気分ww
お酒のみたーいー芋ー
268:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:8K/4zQemO
ヤマトさんの為に何が出来るかヤマトさんに聞くのが一番良い
>>1が連絡する事で迷惑なら諦める覚悟もあるし、傍に居る事がヤマトさんの望みならそっちで就職探すって伝えたら良いじゃん
諦めるのはそこからでも遅くはないよ
このスレが気になってここんとこ家事が出来なかったじゃないか!
272:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
目からうろこ!
なるほど…
あのメール来てから10日くらい経つんだよね。
どうしよう、いろんな人からレス貰って、連絡したくなってきてしまった(´;ω;`)
269:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:Pfw3OuO00
272:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:zRdkO94F0
逆に今までビッチって単語が出なかったことがあたしゃ驚きだったよ…
だって旅の思い出にイケメンと一発やりてーと思ったらうっかり本気になってしまった話だから…
279:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:I5PeTUBH0
今でも大好きって
ならば諦める理由はどこにもないな
280:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:8K/4zQemO
ヤマトさんの幸せを願うのは正しい事だと踏まえた上で
自分(>>1)無しのヤマトさんの未来よりも
自分が居るヤマトさんの未来の方がずっとずっと幸せって思って貰えるように
>>1がヤマトさんを幸せにするって考えてみたらどうかな?
もちろん、そこに>>1の幸せも有るのが大前提だよ!
282:名も無き被検体774号+:2013/08/05(月) ??:??:?? ID:xFaBU0X00
夫婦ではなく子を通じてお互い家族の一人になっただけでもさ、この状態じゃ他に恋人なんか作れないって
子どもが手を離れたときにまだお互い好きだったら、くらいの話になるよ
283:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:Qfu/jAly0
人間の容量には限界があって
優先順位も子どもが一番だってわかってるから
諦めた1はすごいと思う
相手が幸せになってほしいなら今はだめだ
今はね
286:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:gcyxJuHQ0
なにがヌクモリティだアホか
288:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:2XxffLeD0
同居してるんだもの
なのにお父さんに彼女がいるなんて知れたら混乱して傷つけるだけじゃない?
お子さんのために戻ったのにそんなことするんじゃ意味がない
>>1のために身をひいた状況なら諦める必要ないって言えるけど、お子さんのためだから今は>>1がそのままひくべきだと思うよ
290:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:PmelRD0WO
お母ちゃんのガラケーから失礼しますww
昨日、当時のことを思い出したのと、思いの外諦めるなというレスを頂いたことで感情が高ぶり、自分の出した答えが正しかったのかが分からなくなって、一旦冷静になろうと思い、散歩してきました。
で、一つの結論に辿り着きました。
朝スレを見て、またレスが増えてて、本当は一人一人に返したいのですが、また決意が揺らぎそうなのでまとめてこれで許してください。でもしっかり読ませて頂きました。あんな長文を読んでくれた上で意見までしてくれて、本当に嬉しいです、ありがとうございます。
諦めるなと言ってくれた人、そのまま引けと言ってくれた人、きっと皆さん正しいと思います。
本当に皆さんの言葉が染みました。
その上で、私の考え、気持ちをお話させてください。
291:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:PmelRD0WO
私は結婚したことも離婚したことも、子どもを産んだこともないので、妻帯者や親の気持ちなんてちっとも分かりません。でも、子どもの気持ちは分かります。
私の両親は共働きで、二人とも帰ってくるのは日付が変わる頃です。甘えたい盛りの当時は寂しくて仕方ありませんでしたが、私には兄弟がいました。また、二人が喧嘩をした際、母親が家出をしたことがあるんですが、たった数日でもどれだけ不安で心細かったことか。
ヤマトさんについてきた一番上の子は、たった一人で、親戚に預けられ、お父さんと会話する時間も殆どなく、寂しくても言い出せない日が続いていたでしょう。もしかしたらヤマトさんが懸念していたように、本当にお母さんについていけば良かったと思っていたかもしれない。
292:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:PmelRD0WO
でも今前妻との同居が始まり、子どもにとって夢にまで見た環境が実現している訳で、私にそれを壊す勇気はとてもありません。
私はヤマトさんが大好きです。子どもが一番最優先のヤマトさんだから好きです。好きなら諦める理由がどこにある?と言ってくれた方がいましたが、好きだからこそ諦めて、引こうと思いました。私の気持ちを伝えることは、彼の心労を増やすでしょう。
幸い本人を目の前にして気持ちを伝えることができたので、それ以上はただのストレス発散、自己満足以外の何物でもないと思っています。状況が違えば、私の性格からして未だに好き好き言ってたと思いますが。
また、ヤマトさんの気分転換に恋愛を、と言ってくれた方もいましたが、彼は片手間に恋愛できるほど器用ではないと思いますw
293:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:PmelRD0WO
本当に彼には幸せになって欲しいものです。他の女とセクロスしまくって満たされるものがあるならそうして欲しいし、こんなビッチがいたわーと私とのことをネタにされることなど願ってもないこと、本望です。私もこうして大いにネタにさせて頂いている訳ですしw
何かすごい良い奴っぽいというか偽善者っぽいというかな感じですが、間違っても私が良い奴なのではなく、ただ単にヤマトさんが素敵すぎてこのような行動を取らせただけなのでお間違いなく。
そして先ほど、ヤマトさんの電話帳、メール、発着信履歴全て削除しました。
それはスレ立てる前から決めていたことです。
写真と思い出、このスレのログがあれば十ーーー分です。
着信拒否、受信拒否には指定していないので、まぁ無いとは思いますが彼から連絡を取りたいと思ってくれた時には繋がるでしょう。
あーーー
楽しかったでしょ、○○さん?
私もすごい楽しかった。
最高に幸せだった。
出会えて良かったー
大っっっっ好きだーーーー!!!!
294:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:tyc2RQFL0
ここはチラ裏だし、誰も責任を持つことなんて出来ないし。
そこまで色んな事を真剣に考えた事は、絶対今後の人生の糧になると思う。
頑張れ~
297:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:OaUCtWy/0
おまえの気持ちを考えずに無責任に煽ってしまってごめん
> あーーー
> 楽しかったでしょ、○○さん?
> 私もすごい楽しかった。
> 最高に幸せだった。
> 出会えて良かったー
> 大っっっっ好きだーーーー!!!!
これ見て本当におまえが幸せだったことがわかった
そして俺も幸せな気持ちになった
長文駄レスですまん
>>1本当にありがとう
299:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:g6rDjbx90
301:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:V2IZXD2SO
余計悩ませてごめんなさい…
>>1のこれからに沢山の幸せで溢れように願ってる
切なくてめっちゃ泣いたけど、このスレに出会えて良かったよ!!
302:名も無き被検体774号+:2013/08/06(火) ??:??:?? ID:IBREMB60O
ありがとう
304:名も無き被検体774号+:2013/08/07(水) ??:??:?? ID:5EOtsDow0
なんかね、しみじみ2ちゃんやっててよかったと思うよ
1のこれからの人生に幸あれ!
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引用元:ひと夏の恋ってやつが終わった
これが恋愛だ!
思い出させてくれてありがとう。
文章読みやすいね
面白かった!
続きまとめ読んでないけど、巨大ブス性欲女っていう設定だけでコワイ
更に相手の迷惑考えず引き留めてセックスさせるような行動や思考も理解不能