1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/20(火) 07:18:39.73 ID:BhBXF9Dd0
俺「従弟君、ゲーム何やってるの?」
従弟「ぽけもん」
俺「あーポケモン俺も昔やってたわ今はどんな感じなの?」
従弟は画面を少しこちらに向けて、「こんなの」そして再びゲームを再開する。
この時「こいつ俺に興味ないな」と思った。しかし逃げられると追いたくなるのが男の性、それでもう少し質問を続けることにした。
俺「ポケモンのアニメとかやってるよね見てるの?」
従弟「あ、たまに」
俺「俺ねピカチュウの真似上手いんだよ」
従弟「ふーん」
この会話の最中もゲームに集中して全く俺の方を向いてくれなかった。なので意を決して渾身のピカチュウの物真似を披露する事にした
俺「デレデュッン(電子音風)」
従弟「」チラッ
俺はこのとき従弟がチラ見したのを見逃さなかった。これにより勢い付いた俺はピカチュウの真似で押していくことにした。
俺「デレデュッン(電子音風)」
従弟「」
今度は全くこっち見ない、なので次は手を変えて違うポケモンで行くことにした。
俺「ティーピョン(電子音風)」
従弟「」チラ
今度は、振り返ってこちらを見た1度目ほどの反応はなかったが従弟の瞳が揺れたのを俺は目聡くも見つけていた。それで俺はこのチャンスに乗じ次の一手を打つことにした。
俺「ねぇねぇ今のはピカチュウじゃなかったんだけど何かわかる?」
従弟「さぁ」
俺「正解はーキャタピーでした!」
正解を発表すると彼は少しため息を漏らし坐っていたソファから腰を上げ、俺から離れて行った。
追いかけようとも思ったが引き際を弁えるのも大事だと考えた俺は最後に俺から離れてゆく背中に「デレデュッン(電子音風)」と鳴いて彼を見送った。
そして俺は母と叔母が帰ってくるまで漫然と流れるテレビを見つめ続けていた。
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/20(火) 07:30:33.94 ID:m1C6KUgz0
電子音で不意打ちくらった
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/20(火) 07:20:35.06 ID:CsIe1FFt0
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/20(火) 07:20:54.82 ID:yddaRDCO0
4:以下、名無しに変わりましてVIPがお送りします:2013/08/20(火) 07:21:33.92 ID:QjwzUQkb0
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/20(火) 07:21:37.83 ID:TjcFwtzw0
6:たこやき ◆takoyakiS6 :2013/08/20(火) 07:25:08.66 ID:QoVhEkeC0
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/20(火) 07:27:28.66 ID:nRNDLlH3O
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/20(火) 07:28:18.95 ID:QpwwlB5aP
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/08/20(火) 07:29:14.93 ID:ia0MnmKiP
13:ヨモギ(デブ) ◆bowmore/j6 :2013/08/20(火) 07:33:20.79 ID:+ZtSD5L50
(~) ( ・ω・ ) 寝てないからかな思いっきり笑っちまった
9:まいにくん ◆MLv2x9XEV6 :2013/08/20(火) 07:27:59.76 ID:+SPJBgcX0
って言おうとしたのに最後まで読んでしまった…
【画像】初めて眉毛を弄ってみた結果…ワロタ…
2chの気象板の奴らが「今日の最高気温」で煽り合っててワロタwwwww
いじめっ子の自転車にバイク用の鍵つけるの楽しすぎwwwwwww
インド人飲みしたら水分補給捗りすぎワロタwwwwwwwww
引用元:お盆に俺が従弟にピカチュウの真似をしたときの話をしよう
せつねえ
あ、キャタピーだって呟いてしまった
なかなかいい文章書きますね
テンポ、語彙の選び方、人物像、心理描写、起承転結、余韻、すべてが見事です
これは保存するに値する名文
うwwwぜwwwwえwwwww